今日はガソリンスタンドではなくて・・・

   美容は競争が始まっていますが、理容はまだまだ小さいながらも飯が食っていけるので、競争や改革は始まっていません。それでも、QBハウスや安床(安い床 屋)が広がってきて、経営はだんだん苦しくなってきています。でも、経営ってやり方ひとつで、必ず儲かるんですね。儲かっていない経営は、大きく分けて二 つの原因があります。①必要以上に複雑にしてしまっていること、②外的要因にぶつぶつ文句を言っていること。です。つまり、経営者の姿勢が一番問題です。 私も経営者ですから、このことには気をつける必要があります。理容サロンに話を戻すと、総売り上げに占めるカットの売上比率が98％くらいの店がほとんど です。美容サロンは50～60％くらい。つまり、理容サロンはカットしかやっていない店がほとんどなんです。それも総合長髪というシャンプーもシェービン グも、ブローもぜ～んぶひっくるめた料金で3800円くらい。
セットメニューが主流になっている商売に繁盛店なし。だって、顧客ニーズを無視して売る側の論理です。シェービングがいらなくても、無理やりやってしまう んですもの。ニーズの話をしましたので、少しウォンツの話を。理容サロンのカットはニーズです。でも、美容サロンのカットはウォンツです。その他にも理美 容サロン業界には、ウォンツの商品がたくさんあります。美容サロンはそれをうまく活用しているのですが、理容サロンは、ニーズ商品ばかりていきょうしてい ます。だから、QBハウスや安床というニーズの低価格店が出てくると勝てない。ウオンツ商売に変身して付加価値を高めれば十分勝てるのに。そして、安床に ぶつぶつ。
これを何とかしていくのが私の仕事です。さあ、気合入れて講演会するか～。