12月24日 日経④:GDPデフレータ

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   聞きなれない言葉ですよね。何度も見ている人でもわかりにくいとおもいます。指数です。指数とは、物事と物事を図るときに大切になります。10年前のお金 と現在のお金では、価値が違います。また、需要も違います。それを比較するときにどうしても、必要となります。
 日経の記事を抜粋し、その後、日本一簡単な指数論を講義します。
  

  記事「GDPデフレータ  経済全体でのモノやサービスの価格の動向を示す物価指 数。消費だけでなく設備投資など経済活動全体を対象とするため、総合的な物価動向を把握しやすい。GDPデフレータが上昇すればインフレ圧力、下落すれば デフレ圧力が強いことをします。
 例えば今年の缶ジュース一本の価格が百円で、去年は九十円だっととする。今年の名目GDPには百円、実質GDPには九十円で算入する。名目と実質との違 いは、その間の一割強の値上がりを示す。こうした品目ごとの価格の動きを集約した指標がGDPデフレータで、名目GDPを実質GDPで割って事後的に算出 する。」

 難しいですね~。ちなみにみっと難しく。「名目GDPを実質GDPで割って事後的に算出する」、この事後的に算出する指数のことを「インプリシッ トデフレータ」といいます。

 指数で代表的なものに、「消費者物価指数(CPI:コンシューマー・プライス・インデックス)」と「企業物価指数」があります。 消費者物価指数 は、文字通り私たちが普段使う「物価」の指数です。企業物価指数は企業間の産業財の取扱い価格のの指数です。企業間の方が景気の動向をすばやく反映しま す。

 また、物価指数には、主流な二つがあります。それは、「ラスパイレス指数」と「パーシェ指数」です。
  指数は、比較する時点を決める必要があります。例えば、1990年と2000年を比較するとき、1990年を基にするものを「基準時」、2000年を 基にするものを「比較時」といいます。

 ラスパイレスは基準時を採用しているので、楽に計算でき、ほとんどの指数でこれが採用されています。しかし、基準時から離れれば離れるほど誤差が 大きくなるので定期的に基準時を変更しなければなりません。

 パーシェは、比較時を採用しているので、計算が複雑で、GDPデフレータくらいにしか採用されていません。でも、正確です。この差を理解しておい てください。

 やっぱり難しいや~。

 戦前の為替レートは、1ドル2円でした。それを、戦後どうするかを決めるときに、1ドル360円になりました。どちらの指数が使われたのかうろ覚 えなので、ここには、また調べて機会があれば書きますが、確か、どちらかの指数では円はもっと高く算定されたようです。それを360円という円安にして、 共産圏に対抗する経済圏をつくることになりました。一気に180倍の円安ですから、輸出が伸びていったのです。

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このページは、宝徳 健が2005年12月24日 10:47に書いたブログ記事です。

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