出光佐三店主

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   この時期私は、自分と会社を振り返り、次年度(4月~)の事業計画を作成することにしています。経営をしているとやはり苦しいときの方が多く、くじけそう になることは多々あります。そんなときにいつも思い出すのが、古今東西最高の経営者であった出光興産の創業者出光佐三翁のことです。
   昭和20年、日本は敗戦という最悪の状況を迎えました。日本石油の特約店であった出光は、それまで、日本石油との関係から、国内で思うように販売を 伸ばすことが出来ませんでした。結果、大陸に資産を移し事業を拡大してきました。終戦になり、海外の資産は没収され、膨大な借金だけが残りました。各マス コミは、出光佐三は自殺するだろうと書きました。加えて、海外から社員が引き上げてきます。役員はこぞって、リストラを主張しました。そのとき佐三翁が 「企業の最大の資産である人をなぜ辞めさせなければならないのか!」と断固と首を切りませんでした。その時の言葉が以下の3つです。
●愚痴を言うな
●今から建設にとりかかる
●2000年の日本の歴史を見直せ

 どうして、昔の人はこんなに強いのでしょうか。苦しくなったとき、この言葉を思い返すと、「あ~、自分はなんて甘いんだ」と考えてしまいます。

 今の日本人は基盤ができていません。今の日本人に明治維新や終戦後の復興は無理ではないでしょうか。これからの日本は、大きな業態転換が迫られま す。その時に必要なのは、国民一人ひとりの発想力・創造力です。生きる力です。

 もっと努力したい! クライアント企業ともっともっと新しい付加価値ができる仕事がしたい。そのためには、私自身が愚痴を言わず、建設を行うため の情報収集・調査研究を重ね、先人のように立派な日本人になることでしょう。

 よ~し、やるぞ!

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このページは、宝徳 健が2005年12月18日 17:09に書いたブログ記事です。

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