まず、収入と所得は違うということを理解することが大切です。総合課税される主な 所得には「給与所得」「不動産所得」「事業所得」等があります。給与所得については、収入から給与所得控除を差し引いた金額が「所得金額」となります。不 動産所得は事業所得は収入から経費を差し引きます。もし、給与所得の他に不動産所得や事業所得等がある場合は、それを合算して所得金額とします。
この所得金額から所得控除と呼ばれる項目を差し引いたものが「課税所得金額」となります。
所得金額―所得控除=課税所得金額
※所得控除
雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除など
この税額所得金額に税率をかけたものが税額となります。日本では所得が多いほど税率が高くなる累進課税制度が採用されています。
課税所得金額×税率=税額
これで終わりではなく、税額から税額控除項目等を差し引いたものが納税額となります。
税額ー税額控除等=納税額
※税額控除
配当控除、住宅ローン控除、定率減税、源泉徴収税額、予定納税額
サラリーマンの方は会社が源泉徴収し年末調整もしてくれますので、医療費控除等がないときは確定申告をしませんが、そうでない人は確定申告が必要 です。
確定申告については、次のブログで説明します。
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