FP講座:金融資産②  増資

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   最近個人投資家が増えてきましたので、すこし個人投資家向けの財務知識を提供していきます。まずは、増資。
   増資には、不特定多数の投資家を対象に、株価などをもとに適正な価格で出資してもらう「公募増資」と、特定の投資家に割安な価格で割り当てる「第三 者割当増資」があります。

 公募増資をした企業は、一時的に株価が下がります。増資で株式数が増える一方、利益はすぐには増えません。一株当たり利益が低下することになるか らです。しかし増資によって資産価値は増えるので、一時的なものが多くなります。つまり、値を戻します。また、増資の後は資産価値も株式の価値も高まるの で、一株あたりの利益は低下しません。

 一概には言えませんが。適正価格での増資であれば、理論的には株価は中立になるので、直後に株価が低迷する(売られる)ことはむしろチャンスだと 言えないこともありませんね。ただし、業績が悪い状態で増資すると増資後も下落傾向が続くでしょう。

 株を購入する前に財務データを確認できるのであれば、利益/資産という最も大切な経営指標である資産利益率をみて参考にするとよいでしょう。」

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このページは、宝徳 健が2006年1月29日 17:46に書いたブログ記事です。

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