金沢の街に出かける前に、車で走ったのですが、金沢は結構道が狭くてくねくねまがっていました。古い町なので、区画整理はしにくいと思いますが、結構渋 滞するねと彼に尋ねたら、金沢の道のことを教えてくれました。
お城に行くのに、昔、戦になったときに、行き着きにくい方法を心理学みたいなものを活用して道をつくってたのだそうです。例えば、道が二股に分か れていると、人間はかなりの高い確率で右(だっけっか?)に曲がるそうです。そのようなものを繰り返して、城に行きにくくつくってあるそうです。
昔の人ってすごいですね。考える力がある。今は、科学技術が発達したから、人間が考えなくなっていると思いませんか? 子供たちのゲームを見て も、人から工夫が与えられているので、遊びを工夫するシーンがだんだん少なくなっています。道端に落ちている木を活用して、どんな遊びをしようかと考えな くなっています。
子供の頃一時期、富士山の裾野に住んだことがありました。雪がよく降りました。雪を積み重ねて、斜面をつくってスキーをしました。当時はまだ貧乏 な家が多く、スキーを持っている人なんてだれもいません。竹を切って、火で先端をあぶって、折り曲げてスキーをつくりました。
子供に、私の子供時代のいたずら話をすると、目を白黒させます。
日本には、資源もありません。たまたま工業化が成功して、歴史以来はじめて裕福な時代を迎えていますが、これからは東南アジア諸国が成長してきま すから、これまでのようにうまくはいかないでしょう。
これからの日本に一番必要なのは、考える力をつける教育だと思いませんか?
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