早石 修氏

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  日経新聞の「私の履歴書」に現在掲載されている早石 修氏のコラムがすごく面白い。
  私は、たまたま大学受験のとき理科系で、その後なんのひょうしか経済学を学んでしまいました。ですから、すこ~し化学の知識がほんの少しあるだけ で、専門用語はちんぷんかんぷんですが、このコラムは非常に面白い。前回の、ジャック・ニクラウスは自慢話を聞かされているだけみたいで、読むのが苦痛で したが、早石氏は、人間味あふれ、すごいな~っと感じます。ノーベル賞学者の小柴氏の講演を聞いたことがありますが、同じ感覚でした。ものすごく人間が深 い(私のような若輩者がこんなことを言っては失礼ですが)。自然科学は、真理を探究するので、人間が深くなるのでしょうか? とても素敵です。 特に、今 の裕福な私たちの時代には考えられないのですが、お金がない中で、非常に努力をされて研究成果を積み上げられている。
 こんなことを言っては早石氏に失礼かもしれませんが、人間の環境は不自由な方がよいのではないでしょうか? 例えば、今の子供たちは、私たちのときと比 べものにならないくらい、学習環境が揃っています。へぇ~、自分の子供の頃にこんな教材や情報があったら、もっと違った人生送っていたよな~、っと感じる ことがしばしばあります。でも、学力が低下しているという新聞報道が続きます。
 私の前にいた会社の創業者、故出光佐三氏も、「出光60年史」を読むと、会社の状態がよくなると嘆きます「人が育たない」。悪くなると喜びます「人が育つ」と。

 昔の人はなんて強いんでしょう(何回も言ってますが)。科学技術が進歩していくにしたがって、人間力は低下するのかもしれません。今あるものを最高レベルにまで立ち上げていくという武士道の精神を学んでいたからでしょう。

 そういえば、私は母からよく言われていました「人をうらやんではいけませんよ」と。非常にまずしい家庭でしたが、そのようなことを暗に私に教えて いたのでしょう。武士道って、昔の家庭の母にあったかもしれませんね。自分のことを押し殺して、あんなに家族のために力を尽くしているのですから。
 なんにしても、私達は、もう一度、日本の歴史・文化を見直した方がよさそうですね。

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このページは、宝徳 健が2006年3月20日 13:59に書いたブログ記事です。

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