昨年7月になくなられた宇佐美 史郎氏の言葉第二弾です。
あれだけ大きな会社の社長をされていて、忙しいはずなのに、氏の行動パターンはいつも同じでした。忙しいときも、そうでないときも。出張にご一緒させていただいたときも。
あれだけ大きな会社の社長をされていて、忙しいはずなのに、氏の行動パターンはいつも同じでした。忙しいときも、そうでないときも。出張にご一緒させていただいたときも。
私がバタバタしていると、「宝徳、いつも同じことができる人間になれ。忙しいからいつもよりもがんばって、忙しくないからサボってではだめだ。商売
もそうだ。調子がよいときに贅沢して、悪いとき妙に節約する。これではだめだ。儲かっていてもいなくても、いつも同じようにやれ。勉強もそうだ。今日はた
くさんやって、今日はのらないから少なくでは身につかない。いつも同じようにやれ」と言われました。
ものすごくシンプルで当然なことなのですが、これが出来ている人がこの世に何人いるでしょうか?自分で会社を興してみて、これほど難しいことはな いと感じています。たくさん仕事を抱えていても、もし、これが出来たらすごいことになるでしょうね。私の人生目標のひとつです。
結局、人間はわが身かわいさで、調子がいいときにがんばって、悪いときにペースが落ちる。そのことに対して「昨日はあんなにがんばったんだから、今日は少しペースを落としてもいいや」と考えます。でも、他人に対しては、「あいつはムラがある」と言います。
結果的に儲かることではなく、金儲けに走らず事業を成功させた人は、必ず人間性が高まっています。苦労話を笑い話にします。経営とは、そのくらいすごい修行なのでしょう。私のような未熟な経営者にはまだまだ到達できない境地です。
いつも同じようにするためには、いつも同じようにするだけの、人に見えない自分に打ち勝つ努力をしているのでしょう。早くそのようなことができるようになりたいと考えています。
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