L:Lifestyles
O:of
H:Health
A:And
S:Sustainability
の頭文字だそうです。この要素を目指すライススタイルです。
あくまでも、筆者の見解を書きますので参考にしてください
著者の言葉に従い紹介しておきます。
<ロハスなこと、とは>
①動的平衡を乱さないこと
②エントロピーをいたずらにふやさないこと
③エネルギーの収支を考えること
④元素の循環を阻害しないこと
⑤光と緑を大切にすること
この世界は全体として、あらゆるバランスの上から成り立っている。生命と生命は食物連鎖でつながり、物質とエネルギーは循環している。これを動的平衡
(イクイリブリアム)と呼ぶ。これまで私達はこのバランスを乱すことばかりを行ってきた。早く育てるために草食動物であるうちを肉食動物に変えたり、有限
のエネルギー源をどんどん燃やしたり、ゴミや廃棄物を見境なく海や森に捨ててきた。このことに対する環境からの一種の報復作用として、私達は新しい病気や
異常気象や環境汚染に悩まされている。それを今一度見直して、できるだけバランスを乱さないように、循環をせき止めないように考え方をシフトすべきであ
る。
<ロハスなもの、とは>
①形だけでなくプロセスが見えるもの
②適正な手続きが確保されたもの
③価格の理由が説明できるもの
④安全・安心が価値に含まれるもの
⑤組成、素材がわかるもの
私達の衣食住は現在、ほとんど既製品を購入することから成り立っている。そして、できるだけ安いものが求められている。つまり、私達はプロセスを 人任せにした生活をしている。その結果、私達は、はなはだしい裏切りにあっている。食品の品質や原産地の偽装、或いはマンションやホテルの構造計算の偽装 など。価格の安さだけが受け手にも供し手にも唯一の価値となった結果、ほとんどすべてのものが、出口の部分、目に見える部分だけの体制だけでつじつまを合 わせようとすることになり、プロセスがないがしろになってしまった。このような構造は、何らかのヒューマンエラーが起こるとたちまち崩壊してしまう。私達 はプロセスを大切にし、プロセスが適正な手続きで行われているものにそれなりの対価を払うような消費行動をすべきである。
<ロハスなひと、とは>
①時の流れに抗わない人
②急がない人、急がせない人
③サプリメントなんていらないと思える人
④牛肉は地球に負荷をかけていると思える人
⑤一番大切なのは納得だと思える人
私達は時間の流れをとどめたり、進めたりすることができない。しかし私達はしばしば無駄な抵抗をしていしまいます。その時はうまくいっているよう
に見えても、結局は元の木阿弥となるような努力をするよりは、時間の流れを受け入れるようなライフスタイルを目指すべきである。
例えば、世の中に何千何万のサプリメントが売られているが、私たちが普通の食事を心がけている限り、何か不足するような栄養素は少なくとも現在の日本人
の食生活にはない。あるのは、体調が悪いのは何かが不足しているかもしれない、という強迫観念だけである。あるいは、筆者は一貫して性急な米国産牛肉輸入
再開に反対してきたが、その過程で感じたのは牛肉を食べるということの生態学的意味である。牛を育てるためにその十倍の穀物が費やされ、その何倍もの真水
が使われている。その穀物を直接人間が食べれば、世界の飢餓をかなりの部分は改善される。つまり、牛肉とは高級食材であり、ハレの日の食品である。ロハス
は私たちにそういったイマジネーションを取り戻すことを求めている。ともあれ、最終的に一番大切なのは、自分にぴったりとした生き方を見出すということで
す。筆者の敬愛するノーベル賞学者キャリー・マリス博士は、それをエンジョイ・ユアセルフと表現している。筆者はその表現に納得という言葉を宛てている。
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