さて、兄弟たちの陰謀の危機をのがれるために、根の国にいった大国主命です。行ったのはいいけれど、なんにもない静かなところで、少し不安になりました。
少し行くと、向こうの方に民家が見えます。そこで娘に出会います。大国主命はその娘にひとめぼれしました。(大国主命はかなりの女たらしです) 大国主命
はその娘にたずねました。
大国主命(以下、オ)「このあたりに、スサノオの命の住居はないか?」(なんでスサノオ生きとんねん)。 娘(以下、ム)「私の父です」 オ「で
は、ここに住まわれているのですか?」 ム「はい、私は娘のスセリと申します」 オ「大国主命です。ここに来るように言われてきました」 ム「よくおいで
くださいました。でも、あいにく父は出かけています。夕方には戻ってきますので、ゆっくりしていってください」 ム「ありがとう。当分ここでお世話になり
ます。どうか宜しくお願いします」 ム「こちらこそお願いします。 おなかはすいていませんか?」
とかの会話を交わしながら、大国主命は食事をご馳走になります。 おなかがいっぱいになってくると男性は・・・・。 そう、大国主命は、スセリヒ メまで、食べちゃったんです。
昔は、男が目を見て、女が目をそらせなければOKだったそうです(うらやましい)。今だと、はじめての女性をじっと見つめたらぶっとばされますよ ね。
スセリヒメは大国主命をすっかり気に入ったのでした。そして言いました。
「父は難しい人です。でも、私のために我慢してくださいね」
そして、スサノオが帰ってきました。
さてさて、この後書いてもいいのですが、ちょっと長くなります。だから、次回。スサノオの与えた試練を大国主命がみごとに乗り切り、スセリヒメま で獲得して、その上国を平定する武器まで手に入れます。いよいよ大国主命の統治がはじまります。
次回を楽しみにしてください。
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