どの本よりもわかりやすい古事記

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   日本の歴史を知らない人がたくさんいます。そのくせ、小学校で英語をカリキュラムに入れるかどうかなどの、議論が出てきています。英語学習は否定しません が、日本を知らずに英語を学習していったい何を話すのでしょうか? 自分の国を愛し、自分の国を語れない人は、海外でも、決して受け入れられないでしょ う。
   仕事をしていても、自分の事業や会社、社員を熱く語れない人とは決してよい仕事は出来ません。
 今回から、古事記をシリーズで掲載していきます。歴史学者の方々には怒られるかもしれませんが、ものすごく平易に解説しますので、本来の訳とちがうとこ ろがあるかもしれませんが、お許しください。それでは、はじまりはじまり~。古事記は、神代と人代に別れていますが、まずは神代から。神話って言わないで くださいね。ギリシャ神話やローマ神話はありがたがっている日本人ですから。

 まだ、この世界が生まれたばかりの頃のことで。ようやく天と地がはっきり分かれ て、陸と海、夜と昼の区別がつくようになってきました。
 その頃高天原(たかまがはら:天上界)に、アメノミミナカヌシノカミ(漢字はあります)という天の偉い神様のあと、つぎつぎと神様が生まれて、七人の神 様になりました。その後、どんどん神様はふえていきました。そして、イザナギ、イザナミの神様がお生まれになりました。
 天の神々はこのイザナギ(男)、イザナミ(女)の神様に国づくりを命じました。

 天の神々はこのニ神に天の沼矛(あまのぬぼこ)を授けました。天上界から旅立ったニ神は、天と地を結ぶ中間地点にある天の浮橋というところから、 天の沼矛をまだ、固まっていないどろどろの下界に差し入れて、ゆっくりとかき回しました。かき回した後、その矛を引き上げると矛先についた塩気がしたたり おちて、島をつくりました。その島をオノゴロ島といいます。

 二人はそこで子作りをすることにしました。もう男女の感覚ががまんできなくなったのです。そのオノゴロ島には、大きな柱があって、ふたりはそこを 回ってからまぐわおうということになり(この前に、すごい記述があるのですがちょっとエッチですので割愛)、柱をお互い逆方向から回りであったところでま ぐあうことになりました。

 柱を回り、最初にイザナミから声をかけてからまぐあうと、未熟児が生まれてしまいました。これでは国づくりはできないということで、やっぱり、男 が先に声をかけなければとなって、もう一度やりなおして、今度はイザナミから声をかけました。

 そして、生まれた最初に生まれた国土が淡路島です。ですから、「国のはじまり淡路島」といいます(このことを知ってる人さえ少ない現代)。続い て、四国が生まれました、身ひとつに4つの顔がついているので四国となりました。次に、隠岐筑紫(九州)その後佐渡や本州が生まれ八つの島になりました。 ですから、日本の国のことを大八島(おおやしま)ともいいます。

 今日はここまで。次回は、イザナミが死んでしまうとても悲しい物語です。おたのしみに~。

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このページは、宝徳 健が2006年4月 4日 09:37に書いたブログ記事です。

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