どの本よりわかりやすい古事記

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   昨日の続きです。イザナミの命は、その後、山や川や木など、この世の中のものをどんどんお生みになり、火をうんだところで、女性の大切なところが焼けて病 気になってしまいました。病気の後も、いろいろなものを生んでいくのですが、火を生んだ病気がもとで亡くなってしまいます。
   イザナギの命は、妻を亡くして悲しくて仕方がありません。なきがらを出雲の国と伯耆の国の境にある比婆の山に埋葬しますが、それでも悲しくて忘れら れません。
 怒り心頭のイザナギの命は、腰にしていた十拳の剣(とつかのつるぎ)で、イザナミを死なせた火の神を切りつけました。そのとき飛び散った血や刃についた 血の痕から、タケミカヅチノオオカミなどが生まれます。このタケミカヅチノオオカミは、後の大国主命(オオクニヌシノミコト)の国譲りのときにまた登場し ます。茨城県の鹿島神宮の神様です。この鹿島神宮はとっても素敵な神社です。これについては、また機会があるときに。

 さてさて、次回は、イザナギの命が死んだイザナミに会いに黄泉の国(死者の国)行きます。天照大神様がお生まれになった経緯や、人口が増えていく 逸話があります。ぜひ、楽しみにしてください。ねっ、日本神話もギリシャ神話とかに負けないくらい素敵でしょ?

 ギリシャ神話なんかもまた掲載しますね。昔の人の想像力・発想力ってすごいですね。科学技術は私たちから考える力を奪っているのかも。

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このページは、宝徳 健が2006年4月 5日 08:46に書いたブログ記事です。

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