どの本よりもわかりやすい古事記

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   さて、いよいよニニギノミコトが下界へ降りていきます。今日は、天皇家に寿命がある理由が出てきます。
 書き出して、もう何回目でしょうか? 全然コンサルタント会社らしからぬブログと思われている方も多いと思います。ただ、これからの企業人は、しっかり とわが国を見つめる必要があるとおもっています。お付き合いください。他のコンサル内容やFP講座もがんばって書いていきますので。
   ニニギノミコトが下界を降りようとするとき、高天原から下界までを明るく照らすものが現れました。だれだろうかと思うと、サルタビコです。ニニギノ ミコトが下界へ降りられるのを待っていたようです。今でも、伊勢神宮のすぐ近くにサルタビコ神社があります。天子様の道案内役ですね。

 さあ、いよいよ天孫降臨です。天照大神様は、ニニギノミコトに有力者を側近としてつかわします。その中には、あの日本初のストリッパー アメノウ ズメ(天岩戸のところで出てきた)もいます。そして、三種の神器をニニギノミコトに授けます。この三種の神器を正確に知らない人のなんと多いことでしょう か。書いておきます。わかりやすいように、ひらがなで。

やたのかがみ
くさなぎのつるぎ
やさかのまがたま

 このときついて行った人たちが、伊勢神宮をはじめとした各地の神社に祀られていたり、歴史上の各部族の長となりました。ちなみにニニギノミコトは 伊勢神宮の内宮に祀られています。

 ところで、天から降りてきた神を「天つ神(あまつかみ)」、下界にいた人たちを(サルタビコのような)「国つ神(くにつかみ)」といいま。つま り、日本は、征服した方もされた方も、海外のように奴隷という扱いではなく、しっかりと尊重されていたことになります。この辺が聖書と全然違いますね。

 さて、その国つ神であるサルタビコは、ある日、漁をしていておぼれて死んでしまいました。そのサルタビコをアメノウズメが連れて帰る際(サルタビ コとアメノウズメは恋人だったとも言われています、海のいろいろな魚に、「これから、ニニギノミコトにお仕えしますか?」と聞くと、みんな「はい」と答え ました。そのときナマコだけが、黙っていたので、アメノウズメは頭に来て「口あけんかい!(すみません関西弁で)」とナイフでナマコの口を割きました。だ から、ナマコは今でもあんな口をしています。

 さてさて、ニニギノミコトが海岸を散歩中に、すっごい美人に会いました。ニニギノミコトはすぐに求婚しました。当時は、人間はみんな心がきれい で、会った瞬間どんな心の人かがすぐにわかったそうです。

 名前を聞いて、兄弟を聞くと「姉がいます」とその美人は答えました。 「結婚してください」というと、「お父さんに聞かないとわからないので、少 し時間をいただけますか」と答えました。

 天つ神と国つ神の結婚です。こうやって、土地と融合していったと思われます。

 その美人の父親は、姉と妹を一緒に結納の品をたくさん持たせて送り出しました。ところが、その姉はひどいブスなのです。うぇ~、っと思った、ニニ ギノミコトは、姉を追い返してしまいました。

 国つ神の父はニニギノミコトに言いました。「醜いということは永遠です。美しいということは、はかなさがあります。姉の方を嫁にし抱いたならば、 あなたの命は永遠になりました。そして、妹の方を嫁にし抱いたならば、華やかに栄えたのです。つまり、両方を娶ったならば、永遠と繁栄を両方手に入れるこ とが出来ました。しかし、あなたは妹しか娶りませんでした。ですから、あなたがたの命は永遠ではなくなります」

 これが皇族が天子さまでありながら、寿命がある理由です。

 さてさて、この姫様が生んだ子供が「海彦」「山彦」です。次回は、有名な海彦・山彦の物語です。楽しみにしてください。つづく~~~

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このページは、宝徳 健が2006年5月 4日 10:35に書いたブログ記事です。

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