出席と参加

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  ひさしぶりのブログです。だめですね。まだ自己管理ができていない。反省しています。
 最近、企業改革をご一緒させていただいて気になる点があります。それは、会議の進行にとても問題があるということです。これは、主催者側に問題がありま す。通達事項や、指示に従わせようとするコメント発言が多く、90%以上無駄な時間を費やしています。大企業ほどその傾向が強いのではないでしょうか。
  会議、特に幹部会議は人件費の高い人が「出席」しています。ですから、一方通行の長い会議は、会議終了後に、会議の決定事項が実行されないとするならば、たいへんなコストとなります。

 なんのために、会議を行うのでしょうか? 心を整え、生産性を確保するため、利益を確保するためです。でも、コスト会議がほとんどです。

 会議において「自分は、これこれはおかしいと思う」「さっきのプランは〇〇という問題点がある思う」などという発言は、それ自体が会議をぶち壊しています。これらのコメントが多い会議をコメント会議と言います。

「すごい会議 大橋 禅太郎著 大和書房」によると、会議における発言で以下の3つ以外は、99%ムダだと語られています。実際にそう思います。どうしてもコメントをしたい人は、1分間だけ時間をあげてしゃべってもらってそれで終わり。では、3つの発言とは、

〇提案 〇リクエスト(誰に何をいつまでにどのれべるで行ってもらうかを要請) 〇明確化のための質問

 コメント会議では、「参加」が引き出されません。「出席」となります。お客様意識で、自主性が生まれにくくなります。経営者等主催者側の欲求不満の解消にしかなっていません。出席者は、会議室を出ると、会議の内容をすべて忘れて、いつもの現場に帰っていきます。

 最近私は、クライアント企業で、会議や研修を行う際に、対象者に経営者から「招待状」を出していただいています。それも、自宅に郵送で。そして、 簡単な参加意識アンケートをつけた参加申込書を返信してもらうようにしています。これだけでも、まったく参加の意識が違ってきます。

 「参加したくてたまらない会議」「帰ったら決まったことをすぐに実行してみたい会議」「会議で決まったことを参加していないスタッフに言いたくてたまらない会議」等々。会議の改革は、表面に出ていませんが、すぐに改善できるとても大切な事項です。

 まだまだ、会議・研修のあり方を研究し、企業のお役に立ちたいと考えています。

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このページは、宝徳 健が2006年5月19日 08:08に書いたブログ記事です。

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