中業企業診断士講座:中小企業白書

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  まだ、発売されていませんが、経済産業省・中小企業庁がまとめた2006年度版中小企業白書のポイントを整理しておきます。白書は体系的に学習する必要が ありますが、それは白書が出てから、このブログで紹介します。8月の試験に出題されそうなポイントをまとめます。つまり、受験対策です。中小企業診断士試 験受験生は参考にしてください。
 テーマは:「東アジア経済圏の一体化と人口減社会への対応」です。2004年版の中小企業白書から、海外がテーマの柱となっています。よくとらえておきましょう。

Ⅰ 全体像(簡潔に 鳥瞰図等は白書が出てからまとめます)
1.国外
 東アジアで事業展開する中小企業の経営戦略、国際分業化を踏まえたわが国基盤技術の動きを展望しています。
2.国内
 経営者の事業継承問題、人口減少社会の到来による中小企業の役割に焦点をあてています。

Ⅱ 今回は、東アジア経済との関係深化(マメ問題形式)
1.中小企業の東アジア進出の推移を述べよ

①80年代以前は利益が伸びている「強い企業」が主役
②80年代後半から、経常利益が悪化する中でも生き残りをかけて果敢に海外進出する企業が増加
④現在は、普通の企業が海外展開

2.中小企業が国際進出を決断する経緯・目的(中小製造業のパターン)

①製造工程のコストダウン(現地販路開拓はしない)
②親企業の海外進出に伴って要請を受けて
③海外進出した日系企業との取引維持・拡大を目的に自社判断で
④現地市場での新規顧客開拓をターゲットに進出

3.東アジア進出の目的
当初は約4割の企業がコストダウン→取引先への追随から現地の市場開拓

4.進出の壁
①販売ルートの確保、②ブランド形成の方法、③部材の確保、④マネジメント人材の確保、⑤技術の流出 等々 ※売掛債権の回収リスクも存在

5.課題
 現地の商慣行や制度などを把握する体制をより充実させる必要がある。中小企業が現地で困っていることを正確に把握する環境整備。

明日は、基盤技術を行います。

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このページは、宝徳 健が2006年5月 3日 21:43に書いたブログ記事です。

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