2回目の2006年版中小企業白書講座です。切り口は、中小企業診断士1次試験対応です。
今回のテーマは基盤技術。
今回の白書は、モノづくりに関して、中小企業の東アジアに対する技術力・市場の競合性などを分析しています。
Ⅰ国内市場で東アジア製ヒントの競合状況(モノづくりに関して)
①現在は8割以上の中小企業が優位性があると答えている。
②5年後には6割強に減少すると考えている。
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競争激化の方向性
Ⅱまた、今回の白書は、基盤技術の分野別に、東アジアとの市場競合・技術の優位性を見ている。鋳造・鍛造・金型など、14分野の状況を探っている。試験に出そうな傾向を下記する。
① 自動車・生産設備向けの基盤技術を担う中小企業群は総じて市場競合を感じていない
② 家電・IT機器向けの基盤技術を担う中小企業群は市場競争を強く感じている様子
③ 金型は技術力が高いにもかかわらず、自動車関連・家電いずれも市場競合を感じている。
④ 自動車向けの金型製作では、ほかの基盤技術に比べて「開発提案力」や「新技術への対応」をユーザー企業が求める傾向にある。
Ⅲ 課題(重要)
わが国のモノづくり産業の成長には基盤技術の高度化が重要なテーマ
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基盤技術の高度化に向けて「研究開発能力」を備えた人材育成の必要性を強調している。
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