この内容以前書いたかな???
「おやじさん、人に言うこと聞かせるのは、どうやったらいいんですか?」なんて、バ カな質問をしたんでしょうか、私は。でも、ちゃんと答えてくれました。一言だけ「一万回同じことを言え」。 これ以上のマネジメント研修はないでしょう。 氏は非常にわかりやすいのです。考えてみると人間とか経営とかはとての単純なものなのに、行っている私たちがそれをわざわざ複雑にするから、うまくいかな くなるのですね。
おやじさんのその後の言葉は、「宝徳なぁ、1万遍言えるやつもいないけど、聞けるやつもおらんぞ」「だいたい50回くらい言ったら聞きよるわ」「だ けどなぁ、たいていの場合、5回くらい言ったら、もうあきらめよる。それで、「言ったのに言うこと聞かない」とか、部下にしても、「お願いしたのにやって くれない」と言いよる」「1万遍言う気持ちが自分にあったら大丈夫だ」
なんという真理でしょうか? 心理学である論理療法の中に、ABC理論というものがあります。Aという物理的な事象が起きてBというその人個人の 受け止め方があるから、Cというその人の感情が生まれるとうものです。これを当てはめてみると、
通常の人「A:指示した・お願いした・言った」「B:人は中々言うことを聞いてくれない」「C:何回言ってもだめだ」 となります。
宇佐美氏「A:指示した・お願いした・言った」「B:人は、何度も言えば必ず動きよる」
「C:1万回言えばいいから、何度でも言おう」となります。
宇佐美氏はもちろん心理学などご存知ではありません。人生の体感を通じて真理を身につけていかれたのですね。素晴らしいことです。いつになったら、 氏の後姿をとらえることができるのやら。今日も精進精進。
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