「でも・しかし」ではなく「だから・そして」

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  ちょっとした部下との会話訓練をしてみましょう。たとえば部下が「すみません、期日までのこの仕事が終わらないんですけど」と言ってきたとします。ほとん どの上司がこう答えます「う~ん、確かにスケジュール的に厳しいね。でも、できるだけやってみてよ」。上司は部下の言うことを受け止めたつもりでいます が、部下の潜在意識はそうなりません。なぜなら「でも」という打消しの言葉を使っているからです。では、どう答えればいいでしょうか。
  「う~ん、確かにスケジュール的に厳しいね。だから、可能な範囲でやってみてよ」。この表現では、「だから」という肯定の言葉を使っています。たったこれだけで、部下は受け入れられたと感じます。言葉はとても難しいものです。

 相手を受け入れる=相手を否定しないということです。

 以前、読んだ心理学の本にこういうことが書いていました。ある精神科の患者さんが、お医者さんに「先生、たばこをいただきたいのですが」と言いま した。するとそのお医者さんは「すみません、私はたばこを吸わないんです」と答えました。以後、その患者さんは、そのお医者さんの言うことを一切聞かなく なりました。この場合、自分はたばこを吸わなくても、患者さんに興味を持つことが大切です。患者さんもタバコの有無ではなく、自分が受け入れられるかどう かをぶつけています。「タバコをすわれるのですか?」「私は経験ないのですが、たばこを吸う人に聞くとおいしい瞬間があるようですね」とか興味を示して相 手を受け入れることが大切です。

 な~んて書きながら、自分の社員やお客様を受け入れることが大切だなぁって思いながら今日のブログを書きました。気をつけよっと。

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このページは、宝徳 健が2006年11月15日 07:47に書いたブログ記事です。

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