私が、会社員のころ、隣の課で、毎朝のある行事が行われていました。その行事とは、毎朝、課長がある社員(いつも同じ社員)を怒っていることです。毎朝、
毎朝、長いときは1時間くらい怒り怒られています。あの時間があったら怒っていることを解決する仕事をすればいいのに、といつも思っていました。
コンサルの現場でも(私もよくミスを犯しますが)、出来ていないことを「言葉で」厳しくいう場面が多々あります。
コンサルの現場でも(私もよくミスを犯しますが)、出来ていないことを「言葉で」厳しくいう場面が多々あります。
その隣の課で毎日怒られているという事は、毎日同じようなミスをしてしまうということです。ということは、言葉での注意は、何も効果を持たないとい
うことになるのでしょう。それよりも、具体的に仕事をするめる上で、自分が決めたことをきっちりと行っているかどうかのスーパーバイジングをした方が、ど
れほどよいことでしょう。
上司がついつい陥りがちな「言葉の厳しさ」はとても危険です。仕事の厳しさを追及する。結果の責任は上司・部下の共有です。
相田みつおさんの言葉に「がんばらなくていいから具体的に行動しよう」というものがあります。ほんとうにそうですね。
そして、怒る、批判・非難する職場では、心理学の一つ「交流分析」のゲームが起きます(ゲームについては、後日記述します)。このゲームは職場の生産性を著しく低下させます。
今、ある業種のクライアントさんとは、「日々完結シート」という、日々個人個人が決めたことをきっちりと実行する「仕事の厳しさ」を求めたプロセ ス管理手法を行っています。まだまだ、完全に意識は浸透していませんが、この日々完結シートが動き出した会社は、著しい業績向上がみられます。やはり、言 葉の厳しさよりも、仕事の厳しさなのでしょう。
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