八咫鏡(やたのかがみ)、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)です。
☆八咫鏡
天照大神が天岩戸にお隠れになった際に、天照大神をおびきだすために用いられた鏡です。伊勢神宮に祀られていますが、現存の物は元来のものではありませ
ん。伊勢に移る前に、丹波の元社地が火災に遭い、八咫鏡が変形してしまいました。そのためふたつの鏡江をつくり、ひとつを伊勢に、もうひとつはどこか(確
か奈良か伊賀)におさめました。
「この鏡を見るときは我が姿を見るとおもえ」などの文字が彫られているそうです。
☆草薙の剣
スサノオノミコトが、ヤマタノオロチを退治したときに、尻尾を切り落としたときに出てきた剣です。ヤマトタケルノミコトが東国遠征の際に、この剣を持っ
ていき、敵に火を放たれたのを草を切り払って難を逃れたことからこの名前になっています。ヤマトタケルノミコトが愛知県の熱田神宮に奉納しました。ただ、
源平の壇ノ浦の合戦のときに、にいの尼が安徳天皇とこの剣と一緒に入水してでてこなかったという説もあります。
☆八尺瓊勾玉
これは宮中に安置されています。大きな勾玉みたいですが、よくわかりません。
八咫鏡・・・太陽神・・・天照大神
草薙の剣・・・武神・・・スサノオノミコト
勾玉・・・月神・・・つくよみのみこと
をあらわしています。イザナギの命が、イザナミを黄泉の国から呼び戻そうとしたときに、それがかなわず、黄泉の国から戻ってきて、川の水で禊をした ときに、うまれてきたこの三人の神様をあらわしています。現在の皇室典範でも、皇位継承は三種の神器を引き継ぐとされています。
この一連の話は、このブログの「どの本よりわかりやすい古事記」を是非、お読みください。
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