社長の本物眼 考える=考えない

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  月間致知の記事で前にも紹介しましたものです。矢部廣重さんの興味深い記事です。経営者・幹部が唯一無二の自分流を打ち立てないと事業は成り立たないとい うものです。現在の経営の思考法は、ノウハウの習得に終始しています。これでは、知識だけが増えて、横に広がるだけです。凡時徹底!掘り下げなければ事業 は決して強くなりません。深さが大切。ここにいかに持っていくか。他人ではなく、まず自分から。他人のノウハウを使っているうちは強くならないということ ですね。ノウハウはノウハウではなく、ただの情報です。その情報を深めて自分流のノウハウにしなければ何の意味もありません。
 では、かいつまんで紹介しておきます。
  現状を打開するいい知恵を出したい。しかしいくら考えても、妙案は一向に浮かばない。本当にそうなのか。考えているつもりになっているだけなのではないか。考えが浅はかだったり、考えるふりをして問題から逃げているだけではないか。
 結局考えるという言葉を翻訳すると、それは「考えない」ということにほかならない。まず、この現状を見抜かなければいけない。
 考えることができない理由は以下である。

①学校教育のツケ
 覚えること、記憶することに大学までの十六年間を費やしてきたことで、考えることが苦痛になり、すぐに答えをほしがる体質が出来上がっている。本当の勉学ではなく、試験のための勉学に終始している。

②分かっちゃった世界の住民
 ビジネス経験を三年もすると、仕事のことはだいたい分かった気になる。目をつぶってもできると錯覚してしまう。

③否定語の達人
 「時間がない」「人がいない」「予算がない」「以前やったが失敗した」「どうせ上の思いつき」「余計な仕事はやりたくない」・・・ビジネスマンは一日に だいたい二十回もの否定語を使っている。そこまで繰り返していれば、誰もが「否定語の達人」になってしまう。ベテランといわれる人ほど、否定語の達人であ る確率が多い。

④他責の名人
 自分の責任から逃れる最高の方法である。他人の責任にすればいい。他部門を悪役にすれば済む。お客様が悪いといえば、誰も追及できない・・・。言い訳として使える理由は限りなくあり、手抜きにつながる諸悪の根源である。

⑤目標設定が低い
 楽に達成できる目標は、頭を使う必要がない。いい知恵は困らなければ出てこない。低い目標を考えているふりをしていればいい。

 ああせいこうせいと部下に口うるさく言う前に、まず、自分を磨き、実践してみせる。高い目標を次々とクリアしつつ、仕事を百倍楽しむ姿を部下に見せる。それが本当のプロのビジネスマン。

では、どうすれば、考えることができ、唯一無二の自分をうちが照るための糧となるか。

1.ここまでのことを念頭に、今年一年の自分の課題を書き出してみる
例)
①目標達成の保証
②仕事の質の変革
③上司を満足させる
④時間管理の工夫
⑤仕事の効率化
⑥部下指導の一歩前進
⑦コミュニケーションの改善
⑧戦略思考を磨く
⑨ゆとりのある毎日
⑩自己啓発をさらに進める

2.これらの課題に対し、十の必殺技を命名する(中身はこの時点ではいらない)
 知恵が出る仕組みが大切
例)
①目標達成の保証→常識覆しの術
②仕事の質の変革→一石五鳥の術
③上司を満足させる→坊主めくりの術
④時間管理の工夫→変幻自在の術
⑤仕事の効率化→効率百倍の術
⑥部下指導の一歩前進→必殺六連発の術
⑦コミュニケーションの改善→先手管理の術
⑧戦略思考を磨く→ドラえもんの術
⑨ゆとりある毎日→珈琲道の術
⑩自己啓発をさらにすすめる→名参謀活用の術

3.具体策を深める
 毎日三十分の時間を確保し、上記の必殺技をチャートに従って研究します。(チャートがほしい方は宝徳までメールください)。
 部下指導とは、「自分指導」にほかならない。部下は、上司の姿を見て育ちます。上司の「言うこと」ではなくて、「やっていること」から学ぶという事実の認識が大切。

 決意し、実行することと締めくくってあります。

 面白そう。今の、ルーティンを早く習慣化させて、次のルーティンの設定のときに、これをいれよっと。


 昨日の握手は2回。これで今年11回の握手。3千回の握手をすることに目標変更。あと、2989回。今日は、たくさんの人と会うから楽しみです。

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このページは、宝徳 健が2007年1月 8日 06:00に書いたブログ記事です。

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