人間浴

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  先日、お客様の新年会のご招待を受け、参加させていただきました。風光明媚な地に温泉。社員の方々との語らい。とても楽しいひとときでした。温泉もすばら しい。ホテルも、非常に顧客満足を追求した素晴らしいところでした。一例を挙げると、洗面所のゴミ箱。普通、ホテルの洗面所のゴミ箱は非常に小さなものが 多いので、ゴミをすてるときも、ゴミ箱がどこにあるか探したり、ゴミをすてるときに、かがみこんだりすることが多いのですが、このホテルのゴミ箱は、腰の すぐしたまである背の高いものでした。探したり、かがみこんだりせずに、用を足せます。このような細かな配慮が商売としての差別化となるのでしょう。 
 話を戻しますが、お客様の社員の方々と語っているときはほんとうに楽しい。
  私の職業はコンサルタントですが、ただ、アドバイスをしたり、不足している点を指摘したりというようなことはしたくありません。社員の皆さんと、い ろいろな話をしたり、話を聞いたり、リクエストを受けたり、その組織の一員として扱っていただけるときが、仕事をしていてもっとも幸せです。

 よく、早期の収益アップをご要望される方が多くいらっしゃいます。もちろん、大切なことです。義だけでは、人は動かず、利を求めなければなりませ ん。私も経営者のはしくれですから、資金というものがどんなに経営を苦しめるかは知っています。ただし、このような短期的な動きをしている会社は、いつ も、短期的な対処両方を施していくこととなります。二宮尊徳翁が「遠きを図るものは富み、近くを図る者は貧す」とおっしゃっています。この遠きを図るため にはどうすればいいか。

 人、すべて人。人を育成するしかありません。経営者の現場感覚とは、現場の仕事をするのではなく、働く人にどっぷりと浸かること。つまり、人間浴 をすることです。いろいろな人間はいるでしょう。最初は、あまり気持ちのよい、入浴ではないかもしれません。でも、浸かれば浸かるほど、その居心地の良さ は、何ものにもかえがたいものとなるでしょう。

 もっと、人間浴がしたい。そして、新年会のホテルで味わった、あの素晴らしい温泉よりも、もっと素敵な人間浴を今、一緒に働いている仲間としてみたい。そんなことを考えたこの数日間でした。


 昨日の握手は34回。これで合計95回。3000回と思っていましたが、考えてみると一日10回弱ですよね。5人の人にあったら、すんでしまう。目標の上方修正。5000回に変更。どんどん目標を上方修正して、一年間で10000回の握手ができる、人間になりたいな。

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このページは、宝徳 健が2007年1月10日 09:02に書いたブログ記事です。

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