1.彼を知り、己を知る者は、百戦して殆(あや)うからず
自分のことを知り、相手のことを知っていれば、いくら戦っても負けません。
自分のことが分かっていない人は、できないことをしようとします。相手のことが分かっていない人は、勝手な思い込みで動きます。(耳が痛い)
2.彼を知らずして、己を知る者は、一勝一負す。
相手のことを知らなくとも、自分のことを知っていれば、勝てる確率は5割となる。
すべきこと、したいことよりもできることをはじめなさい。
3.善く戦う者は、勝ち易き者に勝つなり
戦いのうまい人は、勝てる相手と戦って勝つ
4.善く守る者は、九地の下にかくれ、善く攻むる者は、九天の上に動く
守るのがうまい人は、まるで地の底に深くもぐっているかのように、どこにいるのか分からない。攻めるのがうまい人は、まるで天の上から降ってくるかのようにどこから攻めてくるか分からない。
見えないところでがんばる。
5.勝ちをわらわにして、衆人の知るところに過ぎざるは、善の善なるものにあらざるなり
誰の目にも見える勝利は、最善ではない。あとでは「あれは勝てるのはあたりまえだ」と思われても、はじめは「まさか勝てるとは思えない」と言わせるやり方が最善だ。
コロンブスの卵のことを言っています。
6.戦い勝って、天下、善しというは、善の善なるものにあらざるなり。
戦って勝ち、みんなから「すごい」と言われるのは、最善ではない。優勢でなかったのに、人々が気づいたときにはなぜか勝っていたとうのが最善だ。
7.善く戦う者たるや、知名なく、勇功なし
戦いのうまい人は、有名になることもなく、手柄をあげることもない
問題を事前に解決しておこう
コメントする