殷の紂王は、妲己(だっき)という側室を迎えます。その頃から、殷はおかしくなり、周にほろぼされていきます。お酒の池をつくり、木には肉をつるし、
200日以上にわたり宴会を続け、参加している人間は、酒を飲み、つるした肉を食い、女を抱きという日々もすごしたそうです。酒池肉林はここからきていま
す。
さて、今日は、その殷を滅ぼした周の武王の父、文王が部下を使いこなし、組織をまとめていく信賞必罰方法を太公望に問います。いつの世の中においても通じることです。
さて、今日は、その殷を滅ぼした周の武王の父、文王が部下を使いこなし、組織をまとめていく信賞必罰方法を太公望に問います。いつの世の中においても通じることです。
文王(以下文)「賞は善を勧め、罰は悪を懲らすもの。私は、一人を賞して百人に善を勧め、一人を罰して大勢の人間を懲らしめたいと思うがどうすればよいか」
太公望(以下、太)「賞というのは、約束通り必ず与えること、罰というのは、法に則って必ず科すこと、これが肝心でございます。つまりは信賞必罰です。身 近に仕えている者にこれを実行すれば、遠く離れている者も、おのずから悪を改めて善に化すことでございましょう。誠というのは天地神明に通じるもの、まし て人間に通じないわけがございません」
太公望(以下、太)「賞というのは、約束通り必ず与えること、罰というのは、法に則って必ず科すこと、これが肝心でございます。つまりは信賞必罰です。身 近に仕えている者にこれを実行すれば、遠く離れている者も、おのずから悪を改めて善に化すことでございましょう。誠というのは天地神明に通じるもの、まし て人間に通じないわけがございません」
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