孫子の兵法

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   2月4日~2月10日までに暗唱したものです。

1.よく戦う者は、その勢いは険しく、その節は短し
 戦がうまい人は、その動きはすばやく、その狙いははずしません。つまり、さっとうごけということです。よくないのは、ぐずぐずすること。チャンスとみた ら、ためらわず、すばやく動くことです。「やるなら決めよ、決めたら迷うな」です。やることをきめないで、決めてもぐずぐずしてしまうことが多いのが人間 です。

2.正を以って合(がっ)し、奇を以って勝つ。
 正攻法で合戦し、奇策で勝利をおさめる。
 武道等の世界にも「守・離・破」というものがあります。最初は、基本をじっくりと、それから、独自性を出して差別化するということです。アメリカで商売 をするのに、英語も知らなくては商売になりませんが、英語を知っていても、その先に、その英語を使って、アメリカ人の心をつかむセンスが必要です。

3.粉粉紜紜(ふんふんうんうん)として闘い乱れて、乱るべからず。渾渾沌沌(こんこんとんとん)として形の圓(まる)くして、敗(やぶ)るべからず
 戦って乱れていても、実は乱れない。まりやかに動いて、柔軟に対処できている。いざというときにこそ落ち着けということです。組織に混乱が起きて、スタッフが浮き足立ったときこそ、リーダーは乱れてはいけません。

4.乱は治に生じ、怯(きょう)は勇に生じ、弱は強に生ず。
 収まっているところから乱れはじめ、勇ましいところから怯えるようになり、強いところから弱くなる。
 常に、緊張感をもちなさいということです。私のルーティンや期日目標も、調子がいいと安心してしまい、ペースを乱すことが多々あります。

5.善(よ)く敵を動かす者は、これに形して、敵の必ずこれに従い、これに与えて、敵の必ずこれを取る
 うまく敵を操れる人は、おとりを出して、敵をおびきよせ、利益で誘導して敵をワナにはめる。マーケティングで言うと、プロモーションでしょうか。うまく 誘い出して、相手をその気にさせる。おのずと相手がそうしたくなる状況をつくることです。ゲームメイクをしましょう、ゲームテイクではだめです。

6.人を選んで、勢いに任ず
 その人の才能に応じて、その才能にふさわしい地位を与え、大いに才能をふるわせるということです。つまり、それができる人に、それを任せよです。できな いことをできるようになろうとするよりも、できないことは、できる人にしてもらったほうがよい、場合があります。そのかわり、できることは、それができな い人のために進んでしてあげましょう。それが、チームワークです。

7.圓石(せんせき)を千尋の谷に転がす如し。
 名将は、丸い石を高い山からころがすように、おのずと兵士に勢いがつくようにします。才能を発揮しやすいところをつくってあげるような仕組みづくりが必要ですね。

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このページは、宝徳 健が2007年2月12日 05:34に書いたブログ記事です。

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