5月号の致知

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  どの記事も素晴らしい。今月号の巻頭の言葉で、アサヒビール顧問の中條氏が書かれている、吉田松陰の読書に対する言葉を紹介しておきます。

「万巻(まんがん)の書を読むに非(あら)ざるよりは、寧(いずくんぞ)千秋の人たるを得ん」
たくさんの書物を読破するのでなければ、どうして長い年月にわたって名を残す、不朽の人となることができるだろうか。できはしない。

「凡(およ)そ読書の功は、昼夜を捨てず、寸陰を惜しみて是を励むに非ざれば、其の功を見ることなし」
だいたい、読書の効果というものは、昼となく夜となく、ちょっとした時間でも惜しんで励むのでなければ、その効果を上げることはできない。

「書は肯綮(こうけい)を得るを貴(たっと)ぶ」
読書と言う物は、その急所の意味をよく理解して、自分のものとすることが大切である。

「天下国家の為め一身を愛惜し給へ。閑暇(かんか)には読書を勉め給へ」
天下国家のために、どうか御身を大切にしてください。暇なときには、しっかり読書に励んでください(桂小五郎に宛てた手紙)

「黄巻(こうかん)時々披(ひら)き且つ読めば、自ら忻(よろこ)ぶ至楽斯の中に在るを」
書物を時々開き、そして、読めば、自ら書中に無上の楽しみがあることがうれしい

 あの若さでなぜ、ここまで。。。
 裕福になった日本と貧しかった日本。どちらがいいのだろうか?

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このページは、宝徳 健が2007年4月10日 04:33に書いたブログ記事です。

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