教育勅語解説

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  今日は、「爾臣民、父母二孝二」です。
 教育勅語のすばらしいところは、明治天皇の考えを押し付けていないことです。日本のあり方を見直し(企業で言えば経営理念)、その考え方にのっとった、正しいことがらを説いています。まさに、「誰が正しいかではなく、何が正しいか」という心理的な内容です。
  「孝は百行の基なり」と言います。人は万物の霊長として、人のかかる高尚なる品位を有します。他の生物と違うことは、親に対して孝道を尽くすことだそうです。

 他の生き物も、親が子に対する愛情はありますが、子が親の愛に感じて、愛を尽くすのは、人間だけだそうです。

 孔子も言っています、
「子曰く、その人と為りや、孝弟(親子兄弟の仲のよい家族)にして上を犯すを好む者鮮(すくな)し。上を犯すを好まずして乱を作(な)す者は、いまだこれあらざるなり。君子は本(根本)を務む。本立ちて道生ず。孝弟は、それ仁を為すの本か」

 歴代の天皇は、この孝をとても大切にしてきました。孝謙天皇は、家に一冊、「孝教」の本を配布なさいました。この後、教育勅語は、忠や友などができてきますが、この孝が根本思想であると言っています。まさに、わが国国体の根本といえます。

 今日は最後に吉田松陰の和歌を。

 親を思ふ心に勝る親心 今日の音信(おとづれ)何と聞くらん

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このページは、宝徳 健が2007年4月 3日 05:26に書いたブログ記事です。

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