また、この「本の言葉と自分の行き方を検証する」ですが、私が本を読むスピードとこのブログを書くスピードが一致しないので、今後は、対象となる本がバラバラになって出てくると思います。同じことが何度も出てくると思います。ご了承ください。
今日は、「一万回の祈り」です。ルーティンができるようになったなどとほざいている私は、強烈なパンチをくらいました。
本文抜粋
「 松下幸之助さんは、何か大事を思いついて、これをなそうと思うときには、「一万回の祈りを捧げることだ」といっていますね。一万回の祈り。祈りとはなんぞや。思うことである。そのことを思い続けること。一万回、これは気まぐれではできません。
もし、一日に一回そのことを思うたら、勘定してごらんなさい、何年になるか。大体二十七年かかる。一日に三回思うたら九年ぐらい、一日に十回思うたら三年近くかかる。
「石の上にも三年」という言葉もあります。一日、こいつをなんとかできるようにと思う。そうすると形に現われてくるようになる。
ちょっと、形に表れてくるようになると、人はこれを信用するようになります。人間というのは、何か物を見せないと信用しない。何かしるしが出てくると「あっ、やっぱりこれは現実だな」となる。それで「あっ、これならできる」というので、一般の人はそれに協力をするようになる。内側にあって外に現われないが、しかし隠れたる努力というものが、これを導き出していく。
そのことを松下さんはいっております。我々のようなのは一万回ではなかなか。十万回いうてもアカンときもあった。あるけれども、少なくとも普通のことなら一万回も思えば、ということであります」
どうでしょう。特にひよこクラブの仲間。私は、今、ものすごく衝撃を受けています。ルーティンで、毎朝、仕事を考えながら瞑想をしています。でも、たったの一回です。いつ実現するのでしょうか。
「なそうと思ったこと」、つまり、会社の目標なんかもそうですね。なのに、この「一万回」を忘れて、実現しないことを自分以外の責任にしてしまう。
思い出しませんか? 宇佐美史郎シリーズで、私が親父に「人ってどうしたら言うこと聞くの?」とたずねたら、「一万回同じことを言え!」とぼそっと。
私は、今までこの意味を曲解していました。「一万回言うつもりでいれば、50回くらいは言う。50回くらい言えば人は言うことを聞くだろう」と。
「なそうと思ったこと」を実現する。あの人と意識を共有したい。一万回言う。この気持ちを持たないと。
経営目標を設定します。本当にこんな真摯な気持ちで目標達成を祈っているだろうか。
私たちコンサルタントも、経営者からのリクエストはこんな気持ちを持たないと。また、新たな人生の宿題をいただきました。感謝合掌。
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