今日のタイトルの「またひとつ夢がかないました」は、私のことではありません。久しぶりに宇佐美の親父のことを思い出したので書いて見ました。
一番思い出すのが青森。青森に行くのに、花巻空港に到着しました。「なんで、花巻なんですか?」の私の問いに答えてくれません。花巻に迎えに来てくれた人の車に載って、ずっと青森までドライブ。そうです、SSの用地を物色するために、花巻で下りて青森まで走ったのです。途中、腹が減って、そのことを宇佐美の親父に言うと「お前は、何しに来たんだ!運転手さん、底のコンビニによってくれ」といって、パンをたくさんかって、ボンと投げて渡されました。地方のおいしいものを食べようという発想はまったくありません。
青森には、夜遅く着きました。浅虫温泉という有名な温泉街です。でも、着いたのがもう遅かったので、温泉旅館の優雅な食事はありません。宇佐美の親父はすぐにSSの図面を引き始めました。こっちは腹が減ってしかたがありませんから、つまみと、冷蔵庫のビールを図面を引いている親父の横で、チビチビやっていました。
朝飯はうまかった。前夜のこともあるので、ガバガバ朝飯を食べる私でした。それをみて、ほんとうに嬉しそうに目を細めた宇佐美の親父が、「宝徳、これも食え、これも食え」と自分のおかずをどんどん私にくれました。さあ、オープンに出かけます。ちょうど弘前城のさくらがすごくきれいな時期でした。「おやじさん、そこ左に曲がって、ちょっとだけ桜みましょうよ」との私の提案に、宇佐美の親父は「運転手さん、右に行ってくれ。宝徳、お前何しに来たんだ!!!」です。
SSについた宇佐美の親父のオープン前のセレモニーは、ショップルームのレイアウトを大幅に変更することです。これがまた一大事。社員さんも、どうせ親父が動かすのが分かっているから、動かしやすい配置にわざとしています。でも、見ていると店舗レイアウトの原則に沿った変更をするのです。この人はすごい。
そして、オープン。その後に会食。その会食のときに、宇佐美の親父がいつも言う言葉が、ご出席の方々に謝辞を述べた後に「みなさんのおかげで、またひとつ夢がかないました」なのです。この言葉をはじめて聴いたとき、「へ~」と思いました。他のSS販売事業者の経営者の方で、このような言葉を言う人を他に知らなかったからです。「宇佐美の親父にとって、仕事は夢なんだ~」とものすごく新鮮な気持ちになったのを昨日のように覚えています。
独立した今、ひとつひとつの仕事が夢になっているだろうか。どんなに小さな仕事でも、クライアントの人たちにとっては、今まで出来ていないことが出来るようになる。それをサポートするのが私たちの仕事だとすれば、もっと真摯に、ひとつひとつが夢の実現なんだということを忘れずに仕事をしていかないと。宇佐美の親父が、きっと、「宝徳、いつも仕事の仕方を見直すんだぞ」と天国から語りかけてくれたのだと思います。親父ありがとう。感謝合掌。
PS:宇佐美の親父番外話
①宇佐美の親父はソフトクリームが大好きです。高速のサービスエリアによるとたいてい、ソフトクリー ムを食べていました。なぜかこのときは、お前も食うかとは言わない。
②飛行機の中での話し:花巻空港に行くときの飛行機です。宇佐美の親父は飛行機の中で寝ていました。そして、おもむろに起きて「宝徳、この飛行機、何時に着くとか、到着地の天気はどうとかというアナウンスが何も無かったぞ。これは怠慢だ、シュチュワーデスを呼んでこい!」「親父さん、さっきありましたよ。親父さん寝ていたから」「いいや、なかった!(こうなると人の意見は聞きません)」しかたがないから、シュチュワーデスさんを呼ぶと、私に向かって「お前が言え」です。これはしょっちゅうでした。楽しい思い出です。
【昨日の私】
朝ごはん:サンクスのおにぎり弁当 サンクスの弁当類は今一歩かな
昼ごはん:カツサンドと野菜ジュース
夜ごはん:名古屋のミッドランドスクエアで焼き鳥をごちそうになりました。接客最高、味最高。てっぺ
んによく似たお店でした。みんなの笑顔がとっても素敵な店です。
昨日は、いろいろありました。午前中大阪事務所にいて、社員と話したり、仕事を処理したり。あっという間の午前中でした。車で名古屋まで移動しようとしたら、名神の集中工事で大渋滞。引き返して新幹線で名古屋に。ある会社とある商品の今後の販売について協議。画期的な商品が出来つつあります。楽しみ。
【今日の私】
岐阜のSSを巡回してビデオとりとかしようと思いましたが雨!岐阜事務所で一日仕事をします。どんどん仕事しないとね。
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