教育勅語解説(最終回)

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   このような素晴らしい理念を持った国が、戦争に負けたというだけで、これほどまでに屈辱を味わっているのです。それも、国民のほとんどが、大東亜戦争は、日本が悪かったのだと思い込んでいます。正しい歴史観などと、言論の自由もない、中共や韓国に言われたくありません。今こそ、真に正しい歴史を勇気を持って、国民が世界に発信する時期に来ています。私たちは恥ずかしい国に生まれていません。むしろ、世界に冠たる文化国家に生まれています。戦後60年間を除いて。偉そうに書いてきましたが、私は、一人の国民として、精進することを誓います。願わくば、勇気のある正しいマスコミが出てくることを祈っています。

一旦緩急アレバ、義勇公ニ奉じ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ。是(かく)ノ如キハ、独リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラズ、又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顕彰スルニ足ラン。
斯ノ道ハ、実ニ我ガ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ、子孫臣民ノ倶(とも)ニ遵守スベキ所、之(これ)ヲ古今に通ジテ謬(あやま)ラズ、之ヲ中外ニ施シテ悖(もと)ラズ。朕、爾臣民ト倶ニ拳々服膺(けんけんふくよう)シテ咸(みな)其徳(そのとく)ヲ一ニセンコトヲ庶幾(こいねが)フ。

 国家に一旦危急の事変があれば、国民は、正義の勇気を奮って、国家のために尽くさなければなりません。義勇とは、正道を行わんとするための勇気です。それを、明治天皇は、私も一緒になってやりますよとおっしゃっています。

【所感】
 このような発言をすると、すぐに「国粋主義者」「思想家」と言われます。しかしながら、国家がなくなった国を見てください。どんな悲惨な情況にあるかを。また、理念や国体がない国家がどうなっているでしょうか? 世界の端っこのこんなに小さな島国で、信じられないくらいの高度な文明を築いた日本。先人達に唾する生き方だけは、しないでおこうと考えています。まだまだ、出来ていません。でも、目指すことはできる。やります。最後に、もう一度、全文と、現代訳を載せておきます。

朕惟フニ,、我ガ皇祖皇宗、國ヲ肇ムルコト宏遠ニ、徳を樹ツルコト深厚ナリ。
我ガ臣民、克(よ)ク忠ニ克ク孝ニ、億兆心ヲ一ニして、世々厥(せいせいそ)ノ美ヲ済(な)セルハ、
此レ我ガ國体ノ精華ニシテ、教育ノ渕源(えんげん)、亦実ニ此(ここ)ニ存ス。
爾(なんじ)臣民、父母ニ孝ニ、兄弟(けいてい)に友ニ、夫婦相和シ、朋友相信ジ、恭倹己レヲ持シ、博愛衆ニ及ボシ、学ヲ修メ、業を習ヒ、以テ智能ヲ啓発シ、徳器ヲ成就シ、進ンデ公益を広メ、世務ヲ開キ、常に國憲ヲ重ジ、國法ニ遵ヒ、一旦緩急アレバ、義勇公ニ奉じ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ。是(かく)ノ如キハ、独リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラズ、又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顕彰スルニ足ラン。
斯ノ道ハ、実ニ我ガ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ、子孫臣民ノ倶(とも)ニ遵守スベキ所、之(これ)ヲ古今に通ジテ謬(あやま)ラズ、之ヲ中外ニ施シテ悖(もと)ラズ。朕、爾臣民ト倶ニ拳々服膺(けんけんふくよう)シテ咸(みな)其徳(そのとく)ヲ一ニセンコトヲ庶幾(こいねが)フ。

 朕は、われわれの祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと思う。そして、わが国民が忠孝両全の道をまっとうして、みんなで心をあわせて努力をした結果、今日に至るまで、見事な成果をあげてきたことは、もとよりに本のすぐれた国柄の賜物と言わねばなりませんが、教育の根本もまた、道義国家の達成にしかありません(それが日本の国体なので)。
 国民の皆さん、子供は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに助け合い、夫婦は仲むつまじく和らぎ合い、友達は心から信じ合い、また自分の言動を慎み、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで社会公共のために貢献し、また法律や秩序を守ることはもちろんのこと、非常事態が発生したら、身命を捧げて国家の平和と安全のために奉仕しなければなりません。
 これらのことは、善良な国民として当然のつとめであるばかりでなく、われわれの祖先が今日まで身をもって示し残された伝統的な美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあるのです。
 このような国民の歩む道は、祖先の教訓として、われわれ子孫の守らなければならないところでう。それと共に、このおしえは昔も今も変わらない正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国に示しても、まちがいのない道であります。従って、朕も、国民の皆さんと共に、父祖の教えを胸に抱いて、立派な徳性を高めるように、心から願い誓うものであります。

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このページは、宝徳 健が2007年5月29日 05:12に書いたブログ記事です。

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