本の言葉と自分の生き方を検証する

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   稲盛和夫氏の「生き方」。稲盛氏は、日経ビジネスに「敬天愛人」も連載されました。まさに、武士道の考え方です。「生き方」の128P~129Pにも素晴らしい表現がされています。自分の生き方の検証どころか、この言葉をそのまま受け入れます。
 聖徳太子がおっしゃっている「背私向公(はいしこうこう)」の精神を堪能しましょう。
 本の文章を略を入れながら、そのまま抜粋です。
   私の有している能力、私の果たしている役割、それが私だけの所有物である必然性はどこにもありません。(略) それらは、すべて、たまたま私に与えられたものであり、私はそれを磨く努力をしたにすぎない。どんな人間の、どんな才能も天からの授かり物、いや借り物でしかないと、私は思っています。
 したがって、どのように優れた能力も、それが生み出した成果も、私に属しながら、私のものではありません。才能や手柄を私有、独占することなく、それを人様や社会のために使う。つまり、おのれの才を「公」に向けて使うことを第一義とし、「私」のために使うのは第二義とする。私は、謙虚という美徳の本質はそこにあると考えています。
 (略)近頃おのれの才を私物化する人がふえてきています。特に人の上に立ち、他の手本となるべきリーダーにその傾向が目立ちます。
 (略)みんな人並み優れた能力に恵まれた人たちばかりです。それなのに、なぜ不祥事や汚職が後をたたないのか。それは、才を私物化してしまったからにほかなりません。(略)

【所感】
 私には才などありませんが、もういちど、考え方を見直して見ます。感謝合掌。

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このページは、宝徳 健が2007年5月24日 05:06に書いたブログ記事です。

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