比較から苦しみがはじまる(6月11日の日誌)

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   ルーティンは完結です。しっかりとつけられている。期日は今夜徹夜すると一日遅れに縮まります。明日中に追いつきます。握手は、5回。累計2418回。
 いろんなところで聞く話ですが、最近の親(特に母親)は、他人の子供と自分の子供をよく比較するそうです。「○○さんの家の、△△ちゃんは、こうなのに・・・」。子供にとってこれほどつらいことはないですよね。親自身も、比較することで悩みます。
 会社でもよくあります。特に上司が自分と部下を比較して。
   親や上司にとって大切なのは、誰かと誰かを比較したり、自分と子供や部下を比較するのではなく、相手を観じることです。「観じる」とは、「なりきること」。相手と同じように相手になりきって一緒になって考えてあげることです。
 こういう話があります。あるミルクメーカーの社長さんが、知り合いの画家に「赤ちゃんにミルクを飲ませているお母さんの絵を描いてくれ」と頼みました。 画家が描いてもっていきました。すると、社長さんは「この絵はうそだ。書き直してください」と言いました。画家は、意味がわからず、公園などに行って、ミ ルクを飲ませているお母さんを観察しました。何度も何度も観察するうちに「あっ」と気づきました。
 ミルクを飲ませているお母さんは、口があいているそうなのです。つまり、自分も赤ちゃんを観じて、「あ~ん」と口をあけて飲ませているそうなのです。最初に画家が描いた絵は、口が閉じていました。お母さんは赤ちゃんになりきっていたのですね。

 三十歳前後の頃、自分を改造したくて、いろんなことを体験しました。禅寺で座禅を組んだときのことです。最後の説教で、和尚さんが、手をたたき 「どちらがなりましたか?」と私に尋ねました。「右かな、左かな」と考えて悩んでいる私でした。答えは言ってくれませんでしたが、そんなことで右左を比較 してもしかたがないのでしょうね。禅特有の公案です。

 人間は、自分を基準に「いいこと」「悪いこと」を考えます。そして苦しみ悩みます。私もついやってしまいます。相手を観じながら人と接することを心がけます。

【昨日の私】
朝ごはん:サンドイッチと野菜ジュースとりんごジュースとお茶
昼ごはん:おべんとう
夜ごはん:かしわめし(子供の頃から大好きな、東筑軒のかしわめし。鹿児島本線の折尾とか小倉に売ってます)

ある会社のマネジャー会。今後の進め方の整理をしました。とても成長してきています。そして、今。期日目標に挑戦しています(大阪事務所)。眠眠打破とお友達。

【今日の私】
 Fさんの会社のスタッフ研修です。終わったら期日に挑戦。
 今日は、「恋人の日」だそうです。いる人は恋人を大切にしましょう。

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このページは、宝徳 健が2007年6月12日 01:55に書いたブログ記事です。

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