さあ、基本的なゲームは学んできました。では、いよいよゲームする人への対抗の仕方です。十分注意してください。今回は、ゲームをやめるための基本的な考え方です。次回以降具体策を述べます。
ゲームについての知識を得ると、夫婦・友人・同僚などの間で互いの言動を分析して「あなたは○○のゲームを演じています」といった指摘をしたくなり
ます。このように直接ゲーム呼ばわりして、相手の防御を崩そうとすることは、好ましくないばかりか危険なことにもなります。絶対に慎んでください。多くの
人の敵意を挑発します。
もし、身近な人に「それが君のゲームなんだよ。やめろよ」と注意を促したり、「何度言ったらわかるんだ!どうしてそんな簡単なゲームに気付かないんだ!」とあなたが興奮するようでしたら、自分自身がゲームに加担していることに間違いありません。
もし、身近な人に「それが君のゲームなんだよ。やめろよ」と注意を促したり、「何度言ったらわかるんだ!どうしてそんな簡単なゲームに気付かないんだ!」とあなたが興奮するようでしたら、自分自身がゲームに加担していることに間違いありません。
ゲームの取扱にはふたつの方向性があります。
1.主に相手から挑発してくるゲームに乗らないように対応策を講じる。
2.自分自身がゲームを演じないコミュニケーションのあり方を身につける。
そして、次回以降のゲームの打ち切り方に入る前に、以下のことは是非知っておいてください。
①ゲームには表面的なやりとりの裏に隠されたやりとりがあること(これを裏面的交流といいます)
②ゲームは、肯定的なストロークの交換が下手な人が否定的ストロークを与えたり、もらったりする行動様式であること
③ゲームは、否定的評価を下すことを目的とした行動様式であること。つまり、最後に自分または相手を否定・肯定(マイナスの意味の)を下します。
④ゲームを演じる人は、その結末で必ず深いな気持ちを味わいます。それをラケットと呼びます。
⑤ゲームは楽しくなく長い時間を要します。
⑥ゲームを演じる人は、ゲームとしているとは思っていません。(これがやっかいなのです)
さあ、次回以降を楽しみにしてくださいね。
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