経営者必見!六韜三略:虎韜

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  今日は、軍略篇です。武王が、太公望に不測の事態のときの対処方法を聞きます。でも、太公望はその問いに直接は答えません。つまり、不測の事態を招くのは、準備不足以外のなにものでもない。と答える意のです。耳が痛て~。
 太公望にしても、漢の創建に貢献した長良、三国志、蜀の参謀、諸葛亮孔明も、これから行われることがすべてイメージできたといいます。そのイメージ通り に準備をする。コンサルタントとは、関わる企業の発展・成長のイメージをつくり、それを経営者と共有化すること。私にはもっと修行が必要です。
  武王(以下、武)「軍を率いて諸侯の領内に進攻し、断崖を流れる深井渓谷にぶつかり、まだ渡り終えないうちに、にわかに大雨となって、いちだんと水かさが 増してきた。後軍が取り残されているのに、舟や橋の便もなく、身を潜める草むらもない。こんなとき、無事に全軍を渡すにはどうすればいいか」
太公望(以下、太)「大軍を率いて遠征するのに、あらかじめ計画も立てずに武器装備も不十分で、兵士の教育や訓練も行き届かないとあっては、王者の軍とはいえません。軍事行動に乗り出すからには、武器装備の使用に習熟してかかる必要があります。
 まず、白を攻め町を包囲するときは、装甲車と戦車を使用します。場内と偵察するには、雲梯(うんてい)や櫓を使用します。全軍が停止したときには、装甲 車や大楯をもって前後を守ります。交通を遮断するときには、勇士や強弩を道の両側に配置します。屯営を築くには、天羅、武落、行馬(いずれも矢の種類)、 蒺藜などを使って、敵の襲来に備えなければなりません。
 また、昼は雲梯に登って四方を遠望し、五色の旌旗(せいき)を立てます。夜はかがり火や松明をたき、太鼓やドラを打ち鳴らし、ラッパを吹きます。堀を越 えるには、掛け橋、轆轤(ろくろ)、組板などを使い大河を渡るには、浮き舟や筏などを使います。流れをさかのぼるときには、浮海(ふかい)、絶江(ぜっこ う)などの用具を使います。
 このような武器装備が完備していれば、将たるもの、なんの心配もいりません」

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このページは、宝徳 健が2007年7月 9日 04:45に書いたブログ記事です。

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