ゲーム分析

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  ゲームを打ち破る方法第七弾。打ち破る方法の最終です。これが一番大切。ただし、ゲームをする相手ではなく、自分との忍耐の戦いになります。結局他人は変えられない。自分を変えることが一番のゲーム対策です。
 日頃の関係の中で、肯定的なストロークを与え続けることです。
  ゲームは、否定的ストロークを交換することが習慣化したために、生じる一種のあく環境です。それを断つためには、日常生活の場で相手につとめて肯定 的ストロークを与える時間を設けてください。ほめなくていいことをほめることではありません。本当に相手のよいところをきちんと伝えてあげることです。
 虐待児が施設に預けられたとき、最初は施設の職員さんたちがどんなに肯定的ストロークを与えても、その虐待児は、ほめられたことがほとんどありませんか ら、そのストロークを「お世辞」ととります。心を開きません。それでも、今まで蓄積されててきたその子が受けたディスカウントを上回るストロークを与える ことで、心が徐々に開いてきます。

 今、ひよこクラブでは、「七秒間ストローク」の訓練を行っています。私の場合で言うと、次の日に会う予定の人に対して「七秒間で伝えられるスト ローク」を夜のうちに考えておきます。そして、次の日に出会ったらその言葉を投げかけるようにしています。最初はなかなかできません。ほんとうは、七秒間 ×3つをするのが理想です。
 リーチングの原田隆史先生は、毎日400人に三つずつ七秒間ストロークを投げたそうです(彼は、七秒間ミサイルと呼んでいますが)。自分の訓練にとてもいいですし、職場でゲームを起こさないようにするためには、是非やってみてください。
 また、家庭においては、子供に毎朝電話してストロークを投げかけています。私は出張ばかりなので、とてもよいコミュニケーションになっています。

 カーネギーのベストセラー「人を動かす」でも、その第一章は、「人の批判・非難をしない」です。つまり、ディスカウント(否定:値引き)からは何 も生まれないのですね。「厳しくしないと現場が甘える」とおっしゃる方がたくさんいますが、否定・値引きすることを仕事を厳しくすることはまったく違いま す。だって、相手の成長を願って、厳しく接してあげることもストロークなのですから。

 さて、人気シリーズなので、次回から、ゲームをひとつずつ紹介させていただきます。繰り返しになるかもしれませんが、まずはゲームを知ることからはじめてください。

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このページは、宝徳 健が2007年7月19日 05:03に書いたブログ記事です。

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