不埒なマスコミ

| コメント(0) | トラックバック(0)
  参議院選挙が終わりました。それぞれの考え方があるので、選挙結果がどうだったかなどということは、申し上げません。
 しかしながら、今回の選挙は、マスコミによって神聖な選挙がつぶされたようなものです。
  政策を争うのではなく、いたずらに、内閣を攻撃することでマスコミは世論を誘導しました。それに乗ってしまう衆愚も問題ですが、マスコミの姿勢は明らかに問題です。
 社会保険庁の問題ですが、今、もし自民党以外の政権だったら、この問題は起きなかったのでしょうか?政権政党は行政の長となりますから、そのことは言えないでしょうが、明らかにこの問題を政争の道具にするのはおかしい。
 スキャンダルなどもありましたが、今後の日本をどうするかという観点からの報道はほとんどない。
 かつて、消費税が導入される時、マスコミは、増税を大批判しました。今の日本は、直接税と間接税の比率である直間比率において、直接税の比率が信じられ ないほど大きいのです。これは、先進国として憂慮すべき事態です。今後の日本を考えた際、消費型の社会および間接税の比率を逆転されなければならないこと など、当然のことです。それを、マスコミは、今後の日本のことなど、論ぜず、ただ消費税批判を繰り返しました。それに、衆愚が乗ってしまいました。今の、 日本の1000兆円近い借金は、マスコミと考えもせずに反対してしまった衆愚によるものです。
 また、医療関係者から聞いた話です。タミフルが問題になっていました。タミフルは、世界の需要のうち8割が日本です。なぜか。インフルエンザが猛威をふ るったとき、マスコミが「タミフルのような良い薬があるのに、なぜ使わないのか」と医療界を攻撃しました。それで、日本でタミフルが使われるようになった のですが、今度は、「なんで、そんな薬を使っているのか」です。あきれてものも言えません。

 彼らには、責任感というものが欠如しています。「あるある大辞典」のあの醜態が、あの程度の責任で済まされ、今のマスコミで、あのことを論じてい る人は誰もいません。これが一般の企業ならどうでしょう。お詫び会見のときに、わけもわからない、若造記者が、企業の経営者に対して、とんでもない失礼な 言葉を浴びせています。

 マスコミの使命は、民主主義を守るために、真実を明らかにすることです。
 一部、その使命を果たそうとしているマスコミ関係者には申し訳ないのですが、マスコミは自らの姿勢を正し、自らをチェックする機関を設けるべきである。そして、他人を論じるマスコミ関係者こそ、自己を成長させる修行をして欲しい。
 今回の選挙をゆがめてしまった責任をどうとるのだろうか?

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/3752

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2007年7月30日 08:25に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「梅シロップ、梅ジャム(7月29日の日誌)」です。

次のブログ記事は「Wさんのルーティン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。