あ~、まだまだ。もっとできることがあるのに、やっていない。社員への手紙は、社員に何かを望むために書いているのではなく、①自分を振り返ること、②自分が社員のことをちゃんと見ているかどうかを検証すること、を目的としています。精進します。
ボス
まだまだ・・・(9月の手紙です)
いつもいつも、時間が経つのが速いなあって、しみじみ思います。今年がスタートした1月と、この9月の時点の自分と比べてみて、成長したのだろう
か? それとも忙しいという心を亡くす行為にただ流されたのだろうか? つくった目標は、また、それを達成するための行動目標は達成・実行できたのだろう
か。一年で言うと、9ヶ月。会社の期でいうと半年が過ぎました。
以前の、この手紙で「節(ふし)」ということについて書いたのを覚えていますか?四季がはっきりしている日本人は、この「節」をとても大切にしてきました。
ですから、9月という節は、これまでの自分を検証するとても良い機会です。是非、やってみてください。
私は、みなさんや、ひよこクラブのみなさんに支えられて、今年はできることが多くなってきました。ブログは毎日二通書けています。手紙は毎日一通書けて
います。Dメールもできるようになりました。運動も・・・などなど。でも、まだまだ、昨年と比較してなのです。経営者は比較論ではいけません。相対ではい
けません。やると決めたことを絶対にやる存在でなければなりません。
という観点からすれば、私はまだまだです。経営者に「こんなに努力をしているのに」という言葉は、なんの意味ももちません。口に出した瞬間にむなしくな
る言葉です。努力が実るとは、ギリギリのところまで踏ん張って、やっと宇宙の法則と合致し、物事がうまく行き始めることをいいます。だから、できることが
増えてきても、だめです。まだまだ精進します。
さあ、いよいよ、マンスリーレポートの創刊ですね。すっごく楽しみです。我が社が世間にオープンになります。ひとりひとり成長して、みんなで良い会社に
しましょう。人が喜ぶ顔がたくさんつくれる会社にしましょう。そういうことができる器をひとりひとりがつくりましょう。まず、私がつくります。
そのためには、高い目標を持つことです。ブログにも書きましたが、人間は高い目標を持つとそれを「敬い」ます。そして、その目標を達成する力のな い今の自分を「恥じ」ます。ですから、「敬い」と「恥」、これは同義語なのです。どころが、この「目標」持たない人、どうせできないと初めから諦める人な どがたくさんいます。それらの人たちは「敬い」と「恥」という感覚を持ちません。成長しない感覚です。私は、会社の運営や、日々のみなさんの仕事について うるさくは言いません。ひとつだけ、高い目標を持つということだけは、こだわります。なぜなら、それが我が社の経営方針だからです。
司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」は読みましたか? この本は、なぜこのようなタイトルなのか知っていますか? 明治の日本人は、坂の下から、坂の上 をみたときに、その坂上にかかる雲をとりたいなと願って、坂を上っていくという意味です。つまり、とれっこない雲を、あれをとるんだという志を持っていま した。だから、今の日本があります。当時は、欧米列強が、アジアを侵略しまくった時代でした。日本にはそこにロシアという強大な国が存在しました。その中 で維新後短期間にあの素晴らしい国をつくりあげたのです。もし、明治期の日本人にこの感覚がなかったら、今、日本という国は存在しないでしょう。まだなら 是非読んでください。
敬いと恥じは、ルース・ベネクトの「菊と刀」という本にも書いています。本は必ず読んでください。歴史は必ず勉強してください。生きる者の義務です。
さあ、今月もみんなで成長しましょう。
○ちゃん、連絡まってるよ。
○○ちゃん(お帰り)、○○さん、マンスリーレポートのサポートお願いね。
いつもみんなに感謝しています。
以上
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