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ぞ。
大学を毎朝読むたびに、自分の心が痛みます。私は人に偉そうなことを言いながら、まだまだ、未熟者です。そのことを思い知らされます。とにかく、 決めたことをやります。出来ることをやります。
三日前から「一隅を照らす」を考えていっています。比叡山延暦寺をつくった伝教大師最澄が次のような言葉を残されています。
「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心ある者を名づけて国宝と為す。故に古人い わく、径寸十枚、是れ国宝にあらず、一隅を照らす、此れ則ち国宝なりと」
隅を照らすとはいい言葉ですね。いまやっていることを懸命に行う。そうすると、またまた中国の故事である「桃李不言下自成蹊(とうりものいわずともしたお
のずからみちをなす)」という人間になることができます。桃や李はおいしいので、ここにあるよと言わなくても、みんなが取りに来て、樹の下に自然と道がで
きる。という意味です。そんな人間になります。とにかく、何かを照らせる人間になります。まだまだ修行ですね。
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