このシリーズは左下のカテゴリー「和歌」に格納されています。
源実朝が将軍職についたのは十二歳です。十三歳の時に、公家から奥さんを迎えています。ここに、東国の武士の文化と王朝文化の接触の機会が生まれ ました。十四歳のとき、初めて和歌を十二首詠みました。今日も実朝の和歌を勉強します。
大海の 磯もとどろに 寄する波 われてくだけて さけて散るかも
三浦半島、三崎で詠まれた歌です。「われ」「くだけ」「さけ」と次第に強まってゆく語調が、寄せる怒涛の動きに呼応し、900年近い前に詠まれた波
がくだける様が、目に飛び込んできます。でも、壮快感ではなく、実朝の憂鬱がみてとれます。
和歌をだいぶ読み取れるようになってきました。まだまだ、創るとなると地から不足ですが。
和歌をだいぶ読み取れるようになってきました。まだまだ、創るとなると地から不足ですが。
では、今日の拙首を。
洗い流せ 過去の悪行 身を慎みて ながめみながら つくづくに思ふ
ながめは眺めと長雨をかけています。
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