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今日は「此れを唯仁人(じんじん)能(よ)く人を愛し、能く人を悪(にく)むを為すと謂う。賢を見て挙ぐる能(あた)わず、挙げて先んずる能わざ るは命なり」です。
「ほんとうの人物だけが本当に人を愛することができるし、本当に人を憎むことができ る。知徳兼備な人物をみながら、挙げ用いることができず、挙げてもその能力を十分に発揮させることのできない君主は怠慢である」という意味です。
昔は、選挙という方法で政治家が選ばれていません。ですから、君主には人を見抜く能力がとても求められました。私たち中小零細企業もそうですね。 限られた人的経営資源の中から、どうやって、その素質を見抜いていくかが大切です。
「よく人を用いる」。これは、徳を積んだ経営者にできることなのでしょう。今こそ、経営者は徳を積むことが求められています。鶏鳴狗盗。人にはい ろいろな得意技があるものです。
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