このシリーズは左下のカテゴリー「和歌」に格納されています。
源実朝の歌集を「金槐和歌集」といいます。「金」は「鎌倉」の一部をとったもの、「槐」は、中国で大臣のことを「槐門」というのでそこから取りま した。実朝は朝廷の位で右大臣だったのです。
今日も実朝の歌をひとつ紹介します。
山の端に日の入るを見てよみ侍りける
紅の ちしほのまふり 山の端に 日の入る時の 空ぞありける
「ちしほ」は「千人」です。すなわちいくども染めるという意味です。「まふり」は「真振」で、これも布を染料に入れて幾度も振るという意味です。落
日の空一面が、幾度も染料を入れて染め上げたように真紅だという意味で、実朝の短命を予感させるような壮絶な歌になっています。
和歌には、言葉を知っていることが必要なこと、センス、情緒が必要です。また、それらが磨かれます。まだまだですが。
では、今日の拙首です。
帰り道 メールがなって 見てみると 息子からの おねだりメール
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