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今日は「是の故に君子に大道あり。必ず忠信を以て之を得、驕泰(きょうたい)を以て之を失う」です。
リーダーは、必ず忠信をもって得る。中心は自己に対して誠であり、人に対して誠であること。そういう風な行動をしていれば、自ずから人が慕ってく
る。「驕」は、馬偏に高いと書きます。馬が高いということはどういうことかというと、二本足で立ち上がるという意味です。馬は四つんばいでいるときは安定
していますが、二本足で立ち上がると、高くはなるけど長続きはしません。そこから「驕」は、「虚勢を張る」「おごりたかぶる」ということになっています。
「泰」は、通常では「泰平」となり、安らかという意味になりますが、ここでは違う意味ののようです。人間は、生活が安定してくると心に緩みが生じます。そ
こで怠るようになります。ですからこの「泰」は、「怠慢」という意味になります。
だから、「驕泰(きょうたい)を以て之を失う」とは、たかぶり、人をあなどり、そして怠ると、その人のリーダーとしての資質は失われることを意味しま す。
だから、「驕泰(きょうたい)を以て之を失う」とは、たかぶり、人をあなどり、そして怠ると、その人のリーダーとしての資質は失われることを意味しま す。
昭和20~30年代の日本は、豊かになりたいと、みんな真剣に生きました。ところが、高度経済成長で裕福になると、心が乱れ、今日のような結果に なっています。会社も同じですね。自分も同じです。反省と検証を繰り返します。
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