ひよこクラブのみんなで暗唱している「心構え試験 中級 論語編」です。五月号の最終回です。六月号が出来たら、また掲載します。
34. 子曰わく、君子は言に訥(とつ)にして、行いに敏ならんことを欲す。
よき人は、口数を少なくし、行いはすばやくありたい。
「訥」とは、「軽々しく発せぬこと、口数が少ないこと」です。「敏」とは気づきや動作がすばやいことです。私は前者が課題です。みなさんはどうで すか?
35. 子曰わく、徳は弧ならず、必ず隣有り。
徳のある人は一人ぼっちになったりしない。必ずその心に感じて人が集まってくる。
自分の都合ではなく、ほんとうに今後のことを考えて改革をしようとすると、ものすごく孤独になるものです。反対意見の者が、裏で足を引っ張った
り、いろんなシーンでプレッシャーを与えてきます。改革者とは、少数派ですから、なかなか実現することも難しくなります。でも、声には出さないけれども、
賛同者は必ずいます。
それに耐えて、少しずつ考えていることが成功すると、少数派の賛同が現れてきます。また、ここで注意することは、反対派であったものが、成功するとすり
よってきます。昔から賛成派であったふりをして。こういう人を登用するととんでもないことになります。
まあ、人のことではなく、自分を磨くことが大切です。私たち、ひよこクラブのコンセプトですね。
桃李不言下自成蹊
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