このシリーズは左下のカテゴリー「大学」に格納されています。シリーズでご覧になりたい方はどうぞ。
四書五経の四書は、「論語」「孟子」「大学」「中庸」です。その中の大学をシリーズでみています。
今日は「未だ上(かみ)仁を好みて、下(しも)義を好まざる者は有らざるなり。未だ義を好みて、其の事終わらざる者は有らざるなり。未だ府庫(ふ こ)の財、其の財に非(あら)ざる者は有らざるなり」です。
上の者が本当に仁を好んだら、下の者が義、正しい道を好まないことはない。下の者が義を好んで、物事が立派に終わらないということはない。という意
味です。
明治の実業家を見ると、やはり古典を読んでいたのでしょう。「仁」を中心に経営を行っている人が多いのです。今の経営者でも立派な人格の人はそう ですね。経営者として、徹底して「仁」を追及し、社員からは「敬」の念を持ってみられる。そして、その気持ちが、幹部→社員へと通じて行く。会社は経営者 の鏡とはまさにそのことなのでしょう。
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