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さあ、大学も大詰めです。とても大切な言葉が出てきます。大学が終わったら、何を書こうかな~。今、このブログには、みなさんからのコメントが入 らない状態になっています。ごめんなさい。少し時間をください。
今日は「其の聚歛(しゅうれん)の臣有らんよりは、寧(むし)ろ盗臣有れと。此れは国は利を以て利と為さず義を以て利となすと謂うなり」です。
出てきました。大学で最も有名な言葉です。「此れは国は利を以て利と為さず義を以て利となすと謂うなり」です。
今日の文章の意味は、税金を情け容赦なく杜ってくるということは、一面からすると有能な臣であるけれど、本当の百乗の仁の過労はそういう家臣は養 わない。そういう聚歛の臣があるよりは。「寧(むし)ろ盗臣有れ」、つまり、集めた金をこっそり盗み取る家来の方がまだましだ、と言っています。家来が盗 み取るだけなら、内部的に損はしますが、直接民には影響がないということです。
そして、「此れは国は利を以て利と為さず義を以て利となすと謂うなり」で、国と謂うものは目先の利益をもって本当の利とはしない。正しい行為を踏 み行って、そこから得られるのが本当の利だと言っています。
これは、為政者だけではなくて、国民もこう考える必要がありますね。
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