和歌

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 万葉集の歌をふたつ紹介します。

 生死(いきしに)の 二つの海を 厭(いと)はしみ 潮干(しおひ)の山を 偲ひつるかも
 (生死の二つの海の煩わしさに、涅槃の山を思い慕った)
 世間(よのなか)の 繁き仮庵(かりほ)に 住み住みて 至らむ国の たづき知らずも
 (世の中という、煩わしいことの多い仮の宿に住み続けて、やがて行き着く浄土がどんなところなのか知る方法がわからない)

 この二首は、奈良県高市郡明日香村川原にあった「河原寺」というに残っていた歌だと万葉集には記されています。こういう歌もあるのですね。

 では、拙首です。

 世にあまた わずらわしきこと 多けれど 幸せもまた かぞえてみるかな 

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このページは、宝徳 健が2009年10月13日 06:16に書いたブログ記事です。

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