和歌

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 万葉集(だったような。時代は万葉です)に面白い歌のやりとりがありました。大伴家持(おおとものやかもち)が、かなり痩せている吉田石麻呂(いそまろ)という人をからかって、次のような和歌を詠みました。

 石麻呂に 吾(われ)もの申す 夏痩せに よしといふものぞ むなぎとりめせ
 (石麻呂よ、ひどい夏痩せでないか、うなぎでも食って精をつけたらどうか)

 すると、吉田石麻呂は、次のように和歌を返します。

 痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた うなぎを捕ると 河に流るな
 (やせていても、この通り、生きとるわい。お前さんこそ、うなぎを捕りに行って、溺れて死になさんなよ)

 面白いですね~。和歌はすごい、ずっと昔の情景が詠むと頭によみがえります。こんな素晴らしい言語は日本語だけですね。あ~、うなぎが食いたくなってきた。


 拙首です。

 おふたりの 和歌のやりとり 書きながら お昼のメニューは うなぎと決めた

 

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このページは、宝徳 健が2009年12月23日 12:46に書いたブログ記事です。

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