このシリーズは右のカテゴリー「どの本よりもわかりやすい南総里見八犬伝」に格納されています。
領内を巡視している陣代が蟇六(ひきろく)の家に宿泊し、浜路に目をつけたところまででした。
領内を巡視している陣代が蟇六(ひきろく)の家に宿泊し、浜路に目をつけたところまででした。
浜路は腹立たしくなってそっと姿を消してしまいました。あとは、左母二郎(さもじろう)がおべんちゃらと軽薄を尽して座をもたせました。
実は、左母二郎も蟇六の家に出入りするようになってから、浜路に目をつけていました。でも、浜路は左母二郎が声をかけても返事もしません。恋文を送っても読みもせずに破って捨ててしまいます。それどころか、左母二郎が来ると、自分の部屋に入って出てこなくなりました。
でも、母の亀篠(かめざさ)は、素性がよいと自分で言っている左母二郎の言葉をまにうけて、信乃から左母二郎に乗り換えたほうがよいのではないかと思うようになりました。左母二郎は、口もうまいことから、蟇六も亀篠もすっかり気に入ってしまいました。
さあ、左母二郎と、陣代の二人の、浜路争奪戦が始まります。浜路の運命やいかに。つづく。
実は、左母二郎も蟇六の家に出入りするようになってから、浜路に目をつけていました。でも、浜路は左母二郎が声をかけても返事もしません。恋文を送っても読みもせずに破って捨ててしまいます。それどころか、左母二郎が来ると、自分の部屋に入って出てこなくなりました。
でも、母の亀篠(かめざさ)は、素性がよいと自分で言っている左母二郎の言葉をまにうけて、信乃から左母二郎に乗り換えたほうがよいのではないかと思うようになりました。左母二郎は、口もうまいことから、蟇六も亀篠もすっかり気に入ってしまいました。
さあ、左母二郎と、陣代の二人の、浜路争奪戦が始まります。浜路の運命やいかに。つづく。
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