未来日本昔話その30(1月20日の日誌)

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 JALの再生が始まりました。前原さんがニュースに出ていました。私はこの人は民主党でありながら結構買っていたのですが、大臣になるとからきしだめですね。松下政経塾というのは政治家の養成学校ですよね? でも政経塾出身でぴりっとした人がいません。
 今回、前原さんは、ニュースで自民党時代の航空行政の責任をしきりに表明していました。隣にいた、お馬鹿なニュースキャスターも、そうだそうだといわんばかりの相槌でした。確かに自民党の航空行政はあまり良いものではありませんでした。でも、それは国民が望んだ結果ですよね。日本47都道府県に90以上の空港があります。建設費の多くは国からの補助金でつくられました。そこに注力するあまり、ハブ空港の設置が遅れ、国際競争に乗り遅れました。でも、ハブ空港を作ろうとすると大反対するのがマスコミと国民だったじゃないですか。
 そんな非採算な空港を作ったから日航が赤字になったんだですって。じゃあ、全日空は?日航は再建のチャンスは今までに何度もあったのです。政官民の利権当事者がこぞってそのチャンスをつぶしてきたのです。

 さて、話を戻しますが、前原さんは、全然自分の責任を意識していません。会社更生法申請というのは、かなりのハードランディングなのです。もともと日航再建問題は、日航と銀行の債権債務当事者の間で話し合われてきました。それが国主導になったのは、鳩山政権誕生後、前原さんが国交相になってからです。「破綻は絶対にあってはならない」と就任後語った前原さんでした。日航が自ら策定した再建計画を白紙に戻し、直轄の専門家チームを任命しました。ところが、前原さんは、この専門家チームが作成した再建計画も白紙にしました。政府内の不協和音が原因です。昨年11月に資金繰りが逼迫した日航に対するつなぎ融資について主力銀行の協力を要請しますが、銀行は受けません(当たり前ですよね。自分達が作成した再建案を無視されたのですから)。あわてた、菅と前原らは、政府保証付与の検討を前提に日本政策投資銀行から1千億円の融資枠を取り付けました。でも、平成22年度予算でなんと、政府保証を付与できなかったのです。これで、日航の信用不安に益々拍車がかかりました。鳩山はこのとき、だんまり。お得意のリーダーシップ欠如です。このときの銀行団のひとことは「誰に話せばいいかわからない政権だ」です。

 当初、私的整理を検討していた企業再生支援機構も、この政府の迷走振りを見て「こりゃあ、だめだ」と私的整理から法的整理にハンドルを切り替えてしまったのです。「これだけ考え方がバラバラでは裁判所による決着が最もよい」との判断からでした。前原等政府は、ここに逃げたのです。そして、この後の話は、法的整理ありきで進みましたから、日航も銀行ももうなすすべがなくなったのです。
 確かに日航は、もっと早く手をつけておけばなんとかなったでしょう。でも、前原の二度続いた白紙撤回。政府の迷走により、日航の財務内容は日を追うごとに悪化しました。10月末に専門家チームが策定した私的整理案に比べて、金融機関の債権放棄額は1千億円上積みされてしまったのです。また、数千億円規模だった政府の公的資金の投入額は1兆円に膨らんでしまったのです。
 こういう事実をほとんどのマスコミが報道しません。この税収が落ち込んでいる時、また、あんなお馬鹿な事業仕訳でほんの少しの財源をやいのやいのやっているときに、政治のまずさからこんなお金がなくなってしまったのです。でも、マスコミは報道しない。むしろ、自民党時代の負の遺産だということを強調することで、自分達が先の選挙で民主党を支援したことへの正当さを作り出そうとしている。前原も自らの責任は何もない。辞任された社長と銀行は忸怩たる想いだったでしょう。なんで、こんなにおもちゃみたいに馬鹿にされるのかと考えていると思います。
 この政権は、誕生してすぐに末期を迎えた政権です。こんな政権を選んだ、衆愚の国民は、責任をとる必要があるでしょう。

 さて、時は2100年。日本はつぶれています。なんか、こんな政権だと、日本がつぶれる現実味が増してきますね。恐い恐い。今日、おばあちゃんと、まさる君は、日本の国について語ります。
「おばあちゃん、日本はなんで日本っていう名前だったの?」
「あいかわらず、まさるは良い質問をするね。日の出に一番近い国だから。日処(いず)る国だからだよ」
「へー」
「かつての日本人は、太陽をもっとも大切にしていたんだよ。天照大神(あまてらすおおみかみ)は太陽神だからね。それと、お父さん、お母さんの語源「おととさま」「おかかさま」という言葉は太陽を表しているんだよ。江戸時代に日本に来た外国人は、朝、太陽に向かって、真摯に拝む日本人の姿を観て感動したそうだよ」
「わー、いいね。では、なぜ、大和(やまと)民族って言うの?」

「またまた、良い質問だね。その話の前に、少し別の話をするね。日本人はね、この世に存在するすべてのものと和することを大切にしてきたの。草木とも山や石などとも。でもね、欧米や中華思想というのは、人間が万物の頂点に立つという考え方をするから、そんな自然という下等なものを崇拝する日本人は遅れた野蛮人、未開拓人だとみなして、バカにしていたのね。理解できなかったの」
「勝手だね」
「そうだよ。彼らは人間を頂点とするから、偉そうになってしまうの。例えば、働くなんてことは悪なのね」
「えっ、そうなの? 今は日本は潰れてしまったけど、でも、かつての日本人が、この国の中でも一番働いているよ」

「どこかにDNAが残っているんだろうね。西洋では、働くことをトラバーユっていうのね。この語源は「足かせ、奴隷」ということなの。日本では、働くとは「はた(周りの人たち)をらく(しあわせ)にする」「はたらく」だったの」
「へー、おばあちゃん、素敵な言葉だね。働くって」

「そうだよ。そういう風にこの世の万物と和していこうとする大和民族と人間が一番とする西洋や中華思想は、根本的に違うのよ」
「でも、人それぞれでいいじゃん」
「そうね。人間だけが住んでいるのなら」
「どういうこと?」

「『強い者、賢い者が生き残ったのではない。変化した者のみが生き残った』って言葉を知ってるかい?」
「あっ、それ進化論を書いたダーウィンの言葉だね」
「よく知っているね。この宇宙と地球が創られる過程の膨大な歴史、そして、これからも宇宙と地球が創っていく膨大な時間を考えると、人間が生きている時間など、ほんの一瞬なのね。その膨大な時間の流れの中で、宇宙と地球は変化した者のみに遺伝子の継承を許したの。今、存在している、おばあちゃんもまさるも、宇宙から存在を許された四十億年の生物の遺伝子が受け継がれているんだよ」


「あっ、そうか。大昔に何かのプランクトンみたいのが遺伝子を引き継いでくれたから、そして、受け継いでくれた生物が変化してくれたから、今、僕はここにいるんだね」
「そうだよ。つまり、私たち人間も、宇宙の大原則にのっとって生かされている存在なんだよ。でもね、人間はそのことを忘れ、自分達が万物で一番だとうぬぼれて、自然を破壊し、自己都合を優先して生きて、宇宙の大原則に反して、そして、苦しんできたの。この宇宙空間の生物で、宇宙の大原則に反している生き物は人間だけなんだよ。四十億年以上も遺伝子を受け継いできた存在なのに、人間社会が進めば進むほど、宇宙の大原則からどんどん離れていったんだ。まさる、野に咲く花は、何も足してないだろう?何も引いてないだろう?こんなところに咲きたくなかっただとか、もっと別の花になりたかったとか、一切自己都合の文句はいわないだろう?ただ、一生懸命生きているだろう?」

「うん」
「それが大宇宙の生き方なんだよ。だから、西洋や中華思想のように、人間が一番という考え方は、人それぞれでいいということではないんだよ。ここで話を戻すね。『大和(やまと)』という言葉は、『大いなる宇宙の大原則と和していく』という意味があるんだ。「大」いなる宇宙の大原則と「和」していくから、大和民族っていう名前なの。だから、かつての大和民族(日本人)は、万物と和して生きていこうとしたんだ。石を祀ってある神社もあるくらいだからね。」

「な~るほど。やっとわかった。そして、すごい民族なんだね。だから、総てと和していこうと考え、地球上の総ての命の源である太陽を崇拝したんだね」
「頭のいい子だね~。そうだよ。そして、生身の体でありながら、一切の私を捨て去り、その大いなる宇宙と和していく生活をされていたのが、かつての天皇陛下だったのよ。そんな天皇陛下を民族の代表者としていただいていた、かつての日本人は、本当に幸せだったのよ。それが、日本の国体だったの。でもね、戦後の誤った教育は、それを忘れろといったの」
「だね。なんか残念。一番素晴らしい生き方をしていた民族が、そうでない民族のやり方を真似るなんて」
「だよ。世界平和を訴えることができる唯一の民族だったんだ。大いなる宇宙の大原則と和していきながら、今の現実に応えていく。これが、日本人の生き方なんだよ。だから、大和民族というのだよ」
「おばあちゃん、すごくよくわかった。知れば知るほど、日本が好きになる。でもね、そんな素晴らしい民族が、なぜ、満州や朝鮮や台湾を植民地にしたの?」

「はいはい、それは明日話してあげよう。植民地だ何てとんでもないんだよ。さあ、今日はこれぐらいにして、おやつを食べよう。今日も、大阪府堺市のお菓子だよ。くるみもち」
「わーい、はじめてだ。いっただきまーす。(パクパク) おいし~い」
「たくさんお食べ」

【昨日の行動検証】
朝ごはん:食べなかった
昼ごはん:ココイチのカレー
夜ご飯:味噌汁、納豆、ご飯、きんぴらごぼう、焼き海苔(家で食べました)

万歩計 3360歩 体重77.0キロ 

Ⅰ 行動
 詳しくは明日から書きます。一日Fさんのところでした。

1.ルーティン 四日分
 四日間で40個 (173/204 84.8%) 

2.期日目標 (8/15 53.3%)

 特にありません

3.年間行動目標  (今年はあと345日)
①読書 目標200冊  現17冊   残り183冊 巻末に読んだ本を書きます。
②手紙 5000通 現在62通  残り4938通(14.3通/日)

今から宮津に行きますので、残り割愛します

Ⅱ 昨日の自分のベスト10


Ⅲ 昨日5回笑ったこと(三日分)

Ⅳ 昨日5回感動したこと

Ⅴ 昨日感謝したこと


【今日の私】

Ⅰ 今日の一言
 慎独、事上磨錬

Ⅱ 行動予定
 4時起き。準備をして5時2分の電車で宮津に向かう。11時17分着。その間、読書を二冊終了させること。着いたら昼ごはん。12時からサブマネミーティング、15時からマネジャーミーティング、17時から幹部会議等。20時24分の鈍行電車で大阪へ。大阪駅23時35分着。勉強と読書を電車の中ですること。大阪駅着後、大阪事務所へ。FさんとIKさんの仕事と遅れている手紙書き。勉強をする。こんやは気絶するまで寝ない。明日は6時過ぎに事務所を出る。こういうリズムのある一日だとさぼらなくていいや。さぼりたくなったら瞑想!

Ⅲ 期日目標(18日午前中まで)
①IKさんコンセプトシート、日誌づくり
②Fさん資金繰り表完成、資料チェック

Ⅳ 年間行動目標 今日の目標 明日の朝まで

①読書 目標200冊  今日3冊
②手紙 5000通 現在62通 今日10通

※読んだ本
「ス カートの風邪(呉 善花(お そんふあ 角川文庫)」 「続スカートの風邪(呉 善花(お そんふあ 角川文庫)」 「感動を与えて逝った12人の物語  大津秀一著 致知出版社」 「小さな人生論④ 藤尾秀昭 致知出版社」 「人生に生かす易経 竹村 亜希子 致知出版社」 「民主党政権で中小企業はこう 変わる 八木 宏之 サンマーク出版」 「FPジャーナル 日本FP協会」 「財務諸表論」 「新ス カートの風邪(呉 善花(お そんふあ 角川文庫)」 「ハガキ道 坂田道信 PHP」 「ハガキ道に生きる 坂田道信 致知出版社」 「孝経 人生をひらく心得 伊與田覚 致知出版社」  「月間致知2月号」「日本を弑(し)いする人々 PHP」 「企業診断ニュース 中小企業診断協会」 「月間出光」 「ピンクの紙の夢実現術」  現在17冊



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このページは、宝徳 健が2010年1月21日 07:14に書いたブログ記事です。

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