和歌

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 万葉集、大津皇子(おおつのおうじ)の歌を紹介します。

 ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠れなり
「磐余の池に鳴いている鴨を見るのも今日を最後にこの世をさっていくことであろうか」


 大津皇子は、ライバル草壁皇子の母であるときの皇后、鸕野(うの)皇女(後の持統天皇)に、草壁皇子の皇位をおびやかす存在として、うとまれ、謀反の罪を着せられて死刑を言いわたされます。大津皇子、二十四歳。そのときの辞世の歌です。

 さて、拙首です。

 ひとつして ひとつにあらず わが身かな 生かされること いかに知るべし

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このページは、宝徳 健が2010年2月11日 07:31に書いたブログ記事です。

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